「ベンチがアホやから野球出来ひん」
とグラブを投げ捨てたピッチャーがいた。
事情の真偽はともかく、
チームで戦う競技には、そういう側面もあるんだろう。
ベンチにいる監督の采配が勝敗を分けることも多いんだろう。
同じ競技で、
イチローは、コンスタントに良い成績を残している。
チームの順位と関係なく。
チーム全員で勝ち取るものとは言え、
勝利の鍵を、ベンチにいる監督が握っている。
……と考えれば、
マリナーズのベンチは『アホ』なのかしれない。
どちらが良いか、ということではない。
団体競技の選手にもたらされる、二つの側面だ。
監督の非力、無能、無策が、
選手の働きを妨げることもある。
と同時に、
にもかかわらず、
最高の働きをする選手もいる。
逆も真なり。
監督の強力な手腕、才能、戦略、戦術が、
選手の実力(又はそれ以上の力)を発揮させることもある。
同時に、
にもかかわらず、
実力を発揮出来ず、結果を残せない選手もいる。
最後の選手のようになると辛いね。
邪念を払い、精神統一、己に勝つ……ってことなんだろうなあ。
野球、スポーツに限らずね。
それにしても、野茂さん、すごいぞ!
……少しでも強く、長く、活躍してくださいませ。