行雲流水の如くに

五輪開催に突っ走る菅総理だがーー「本土決戦」になる愚を危惧する

長野県の松代に全長10キロに及ぶ地下要塞が残っている。

皇居や大本営などの移転を計画していた松代大本営である。

もしこの計画が実行されていたら日本全土は二度と立ち上がれない廃墟になっていた可能性がある。

結局この無謀な計画を止めたのはポツダム宣言受諾を決めた天皇の決断だった。

 

五輪を中止する権限はIOCにあるのだが、開催国の首相が明確にNOの意思を示せば中止することは出来るだろう。

しかし菅首相の頭の中に「中止」の言葉はないようだ。

開催を前提に観客を入れるかどうかについて、首相は、「これは平和の祭典なんだ」と語り当初計画通りを固執している。

首相周辺は「首相は聞く耳を持たないだろう」とお手上げの状態だという。

 

何やら忠臣蔵の「刃傷松の廊下」を思い出す。

田村厚労相や西村経済再生担当相も慎重派だというから首相のみが、いきり立っているということらしい。

国民の命や健康よりも自らの政権維持あるいはメンツにこだわる姿は空恐ろしい。

分科会尾身会長の体を張った提言をどこまで受け入れる度量があるか?

コロナウイールスという「目に見えない敵」と戦う時に、とんでもない人間を最高司令官に選んでしまったものだ。


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コメント一覧

megii123
ひまわりさん
私は短歌を読むのは好きですが、なかなか自分では作れません。
その意味で、短歌をおつくりになる方には敬意を表します。
中々味わいのある句ですね。

やはりこの政権には早く退いてもらいたいものです。
ひまわり
mejii123さま
きょうの記事を読んで、一年前に作った歌を思い出しました。
僭越ですが、書かせていただきます。

  人命が第一ぢやない政権とその国に住む人らのあはれ

短歌では、旧仮名を使っています。
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