行雲流水の如くに

北朝鮮の弾道ミサイル発射を呆然と見ているだけで良いのか?

北朝鮮は2日早朝、朝鮮東部の元山(オンサン)沖の海上から弾道ミサイルを発射した。

約450キロほど飛んで日本の排他水域(EEZ)に落下した。潜水艦発射弾道ミサイルの可能性が指摘されている。

トランプ大統領は今回も問題にしないようだ。アメリカ国民もほとんど関心を持たない。

トランプ大統領はイランの方に関心があるだろうし、それよりもウクライナ疑惑問題が浮上しているから金正恩の火遊びは全く無視だ。

 

日本では安倍首相が発射から2時間後に「国家安全保障会議」を緊急招集して対応を協議した。

安倍首相は「厳重に抗議し、強く非難する」と北朝鮮を批判した。

しかし金正恩とは「条件を付けずに会いたい」と未だに言っている。こんなことでは金正恩から無視されるだけだ。

アメリカは自分の国までミサイルが飛んでこないから鷹揚に構えているが、日本はそうはいかない。

この1年くらいで日本に対する危険性は数段上がってしまった。

 

日本の外交・安全保障をつかさどる中枢機関として「国家安全保障局」(NSS)がある。

初代は谷内正太郎元外務次官で、それなりに外交・安全保障の見識があった。

しかし今回後任に内閣情報官だった北村滋氏が抜擢された。

北村滋は「官邸のアイヒマン」の異名で恐れられている。要するにスパイの総元締めなのだ。

(アイヒマンーーナチス政権下でドイツ親衛隊長だった。ユダヤ人大量移送にかかわった。)

警察官僚が日本の外交・安全保障を仕切ることに、他省庁から反発が出ている。

内閣情報室が「国政選挙や重要な地方選挙の情報を警察が収集しているのは公然の秘密」だという。

そういえば7月の参院選で、安倍首相への一寸したヤジに対し警察が異常に反応し抑え込みにかかろうとした事例もあった。

 

朝鮮半島に対する今の政権の対応策は明らかに行き詰まっている。

「警察国家」的な感覚で外交・安全保障政策を行ってとんでもない事態にならぬよう、我々国民は眼を光らせている必要がある。


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