行雲流水の如くに

もう一度見直そう渋沢栄一の「論語と算盤」

ビールがうまく感じるのは、ひと汗かいた後に冷えたやつをグッとジョッキで飲むとき。

気温が少々高くても、空気が乾燥しているこの時期の北海道で飲むビールは最高。

私が愛飲しているのは、北海道限定販売の「サッポロクラシック」だ。

なんとサッポロビールの創始者は渋沢栄一だという。

 

格差拡大が行き過ぎて資本主義の限界が見え始めている。

そんな時には原点に返るほうが良い。

次の一文は約100年前の日本で渋沢栄一が語る。なんと新鮮な事か。

現代の人の多くは,ただ成功とか失敗とか言うことだけを眼中に置いて、それよりももっと大切な「天地の道理」を見ていない。

彼らは物事の本質をイノチとせず、カスのような金銭や財宝を魂としてしまっている。

人は、人としてなすべきことの達成を心がけ、自分の責任を果たして、それに満足していかなければならない。

 

渋沢栄一は「論語」を何度も読み込んでいる。もちろん老荘思想なども読んでいたであろう。

天地の道理」などと言う言葉からそれが窺える。

老荘思想で好きな言葉は、「上善水の如し」

この名前の酒もあるが時々飲むが美味く感じる。

最上の善は水のようなものである。水は善(この)んで万物を利するも、何物とも争はない。


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コメント一覧

megii123
kenちゃん、こんにちは。
長野県は比較的湿度が低いので、ビールはうまいと思います。
今まで飲んだビールで一番美味いと思ったのは、サッポロビールの恵比寿工場を見学した時に、出来立てを飲んだ時ですね。
もう50年くらい前のことです。

日本酒の冷も良いですね。
「寒竹」ですか。覚えておきます。
今日は道産の白ワインで「おたる醸造ナイアガラ」を飲みます。(笑い)
knsw0805
行雲さん、おはようございます。
渋沢栄一の文章も上善水の如しの「水は善(この)んで万物を利するも、何物とも争はない」も五臓六腑に沁み渡ります。良い文章ですね。今日は土曜日酒を飲む日ですが「サッポロクラシック」が北海道限定販売というのは残念です。上善水の如しを買いに行っても良いのですが、買い置きの、地産地消で私が好む長野県産「寒竹」にします(笑)
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