この出発の少し前から私の周辺ではコロナ感染の小規模なクラスターが発生し、何となーく嫌なムードだった。
だから、深夜の高速バスなんか乗ったらもしかしたら感染?!なんてこともあるかもしれない。なにせ暑いから冷房して窓密閉だし、満員ぎゅう詰めだし…とも思ったが、ええい!ままよ!行く前に熱出して行けなくならなくて良かったんだから!と、
バスに乗り込む。
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公式のオフィシャルツアーのバスなので、ちゃんと添乗員みたいな人がいる。そして、連れのある人は隣同士に席を当て、私のような独り旅は、1人同士で隣合う。私の隣は人懐っこい、若い女の子。向こうから話しかけてきて、今回が2回目という「リンちゃん」。日本に来て9年目という中国の娘。既に友達がキャンプで泊まっていて、彼女もそこに泊まるんだって。
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コロナ感染をちょっぴり恐れていた私だったが、深夜のバスということで、ほとんど会話は無し。リンちゃんも自己紹介の後はスマホでずっとドラマを観ていたし、私もうつらうつらした。
心配していたのは「トイレ」もだったが、大体2時間おきくらいにサービスエリアに止まるし、時間調整で2時間近く休憩もありで取り越し苦労だった。
朝6時に現地到着。開催地のゲート近くにバスは止まり、三々五々(さんさんごご)乗客は散らばってゆく。私もリンちゃんと「またどこかで逢えたらね!」と別れを告げ
苗場スキー場に降り立った。
凄い日差し( >﹏< *)でも、さすがに涼しい。友人の泊まる宿にて露天風呂に入り、バイキングの朝食を頂く。泊まり客でなくても日帰り料金で利用できるのだ。
ゲートの近くの荷物預かり所で余分な荷物を預ける。ここは夜中12:30には終了してしまうので、それまでに来なくてはならない。
さて、今回はフジロック見物なので友人も普段は行かないというキャンプエリアから入場してみる。苗場プリンスホテルの裏の丘がずーっとキャンプエリアになっていてほとんどが親子連れ。日陰は涼しく、思わずゴロリと寝転んで一休み。
子供達も楽しそうだが、今年のこの暑さは参るなぁ。簡易シャワーは水しか出ないらしいが、長蛇の列が出来ていた。
しばらく歩いて入り口のゲートに近づくと
グッズ売り場にもう凄い人の列。友人は前の日お目当てのアーチストのTシャツを買うのに3時間並んだって🤣💦
私は特に欲しい物も無かったし、後でネットでオフィシャルのTシャツでも買えばいいからと素通り。
最初に手にしたのは「イチゴ削り」。凍ったイチゴを削ったかき氷風のシャーベット。とにかく暑い!!
入り口で貰ったゴミ袋を手にこの先が不安ではあるもののとにかく来たからにはなにかアーチストを観なきゃだ。
というわけで、私たちは
グリーンとホワイトステージを中心にチリビーンズ、イタチバンド、ベニー、羊文学、アナリス モリセット、と彷徨う。時々苗場食堂という小さなステージで、知らないバンドに聞き惚れる。
とにかく暑い!!だから、日陰を探してそこで休むとやがて日が移動して日向になる。するとまた日陰を求めて彷徨う。
それにしてもこんなに暑いとは…。
そして人の群れ…。
私と友人ははぐれないよう気をつけながら涼しい所を求めて林の中を歩いたりした。
観客の中の常連らしき若い子達は長靴を履いている子も多かった。前日も凄い雨が降り、そうすると地面は泥んこになるんだって。
しかし本日はその気配も無し。日陰を求めては、ビールを呑み、友人と手分けして食べ物を買う列に並び、それでも鮎の塩焼きやピザ、ガーリックトーストなど美味しかった〜!
大分日が暮れて少し早めにバウンディのステージへと場所取りに行くと、係員が「これから混み合いますので、椅子は畳んでオールスタンディングでお願いします!」だと。
さすがヒットメーカー!バウンディは、私の中学校の卒業生らしい。ずーっと下の後輩って事ね。去年の紅白の時に同窓会LINEで、誰かが「息子の同級生です。よろしく!」と、紹介していた。
バウンディが終わると、人の波がまた散り初めたが私たちはこのホワイトステージに残る。多くの人は、この日のヘッドライナーのフーファイターズに向かって移動するが私達はルイスコールというちょっと変わったアーチストが目当て。
これが良かった!!のっけから変な姿で登場し、オヤジギャグっぽい冗談でバンドのメンバーを困らせる。でも、凄い実力派!
やがてフーファイターズが終わったらしく人の波がこのステージに押し寄せてくる。椅子を畳む指示があり、ぎゅうずめになってくる。でも、そろそろ時間だ帰らなきゃ。残念だけどルイスは途中まで。
ここからゲートまで早足で歩けば2,30分というところだが、人の波で進めないから1時間位かかりそう💦
12:30までに荷物預かり所まで行かなくてはー!
続く