Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

涙なくしてみれるもんか😭

2017-04-29 20:37:51 | 音楽
大分前に買っていた2014年のSUMMERSONICの
「アダム ランバート&QUEEN LIVE IN JAPAN」のブルーレイ。
昨晩 遅く やっと観た。なかなかゆっくり観れる暇がなくてね。
これは、私も見に行ったよ、ヘッドライナーがQueenとあって何としても観に行かなきゃ!と、親友Yの尻を叩いて観に行ったのだ。
Yはこの頃いつも疲れていた。数年前に手術した乳がんはまだ大人しくしていたというのに。
彼女が私を頼りにしていたのは、私も癌サバイバーだったから。
私はいまから23年前に3人目の子を産んだ後、まだその子が歩かないうちに乳がんのステージ3を宣告された。32歳だった。今の北斗晶さんと同じくらいのステージかな。
今から20年以上前の抗がん剤治療は過酷だった。
髪も抜け、吐き気に襲われる日々を6カ月過ごし、その後ホルモン剤を3年飲んだ。以来、23年、なんとか無事でいる。
Yはだから私が元気なうちは自分も元気でいられるはずと信じていたんだ。

病後、私を、支えてくれたのは昔聴いた音楽だった。

結婚して共働き。子供は次々と3人…仕事と子育てに追われるうち自分自身を見失った。見失ったことすら気づかなかった。やがて、癌に。
やっとそうなって私は思ったね。私は自分が何者か忘れてしまったのだと。
ずっと、遠くに置いてきてしまった。
取りに行くのも大変だけど、それをしなければ私はダメなのだ。私は知らず知らずに死にたがっていたのかもしれない。でも、生きなきゃ、子供もまだ小さいし。

私はゴスペルを始めた。
私のソウルはゴスペルそのものだと思った。
全ての世界でマイノリティである女性として
日々、労働と忍耐の連続。
その怒りの根源は私の中で私自身を攻撃した。
気がつかなければ死んでいたのかも知れない。
そして、時間的に間に合っただけなのだ。



ブライアンは私達に承認を得にきた様だった。
私達ファンが、アダミーを受け入れるのかどうか。
フレディを忘れたわけではなく、Queenの未来を表現するのにふさわしい若者を紹介したくて。

素晴らしい若者だよー。
アダミー素敵。フレディに遜色ないくらい上手いし。
瑞々しく、魅力的で、若さに溢れてる!
Queenをリスペクトして、けして自分が次に来たものとは感じさせずに、それでいて、フレディを疎む事も無く…難しい立場だろうとは思うけど。

その空気はブライアンから伝わっているのだろう。
ブライアンって素晴らしい人だ。
Queenがアメリカで受け入れられなかった時、ブライアンはフレディを責める事なく、「では、他の国へ!」と舵を切った。フレディが同性愛者である事はなんの問題も無かった。ブライアンはいつも心からフレディの才能に圧倒され、追従したり反発もしただろう、そして自らを奮い立たせていて、見事に立ち向かっていた。
とても良きライバルであり、道舟の友だった。



あの日のサマソニ マリンステージ。
私達は酔いしれた。つかの間…。
辛い毎日の中で、こんな瞬間があるから生きていられるんだし、生きる価値がある。
フレディの映像が、去って行く。
いつもの、茶目っ気たっぷりの流し目で…。
最期は打ち上げ花火、花火、花火‼︎
奇しくも、私の誕生日だった。こんな素晴らしい誕生日は生まれて初めてだった。

涙無くしては観れ無かった。
あの時私達は確かに時を共にしたんだ。
ちょっと飲み過ぎてしまったけどそのせいばかりではない、おいおい泣いてしまった。




座って観るって楽

2017-04-27 10:37:35 | 音楽



昨日はポールで賑わっていたであろう日本武道館。
本日はドゥビー!
雨という予想は外れて、ゆっくりめに行ってみたら
良さそうなグッズ、Tシャツは売り切れ…。
何も買わずに席へと向かう。

東南の2階席。半年前に売り出して直ぐ買ったけど
結構入ってる。年齢層は高め。
そりゃそうだよねー、'70年結成のバンドだ。
私が聴いていたのはもう35年以上前の短大生の頃。
あの頃はサーファーブーム。幅広のパンタロンみたいなジーンズやピタッとしたチビTみたいなのが流行ってた。
音楽もドゥビーや、クリストファー クロスなんかが流行ってたね。



それにしても、日本武道館にコンサートを観にきて
座って観れた…というのはこれが初めて
(あ、もちろんアリーナ席の人達は立ってますよー)
その様子を眺めながらの2階席
楽〜
常々、「あー!座った方がよく見えるんじゃない?
みんなー座ろうよー!」と、背の小さい私はいつもそう叫びたかったが、実現するんだねー!
そのうち、やる方も年取って椅子に座ってやるようになるんかいな?
ベンチャーズなんかはそうらしいですね〜^_^

でも終盤に差し掛かって、「long train runnin'」や
「china grove」のメドレーになっても一度も立たない
というのもいかがなものか…。私は立ちましたよ〜!
この辺に来たらオールスタンディングでなきゃ、アーチストかわいそ〜だよ〜(;_;)でも、私と、連れ(亡くなったYの旦那)くらいでした
最後は「listen to the music」の大合唱で終わりました。

昨今の事件からの連想

2017-04-23 16:00:35 | 映画
杉並区の住宅のキッチンの床下から、この住宅の所有者の女性の遺体が発見された事件。
やがてこの殺人事件の犯人が逮捕されてみると 犯人はこの家に出入りしていたリフォーム業者だった。

いきさつの詳細は知らぬが、ニュースでチラッと聴いた殺人の動機は 、この屋敷のリフォームにあたって犯人である業者は、家主であるこの女性から「激しく怒鳴りつけられ、カッとなって殺った」ということだった。


この事件を耳にした時、私の脳裏にふっと思い出されたのが、ブライアン ジョーンズの謎の死だった。
ブライアンは1969年7月3日自宅のプールで水死体で発見された。この時にはすでにストーンズのメンバーから促された脱退に同意。薬物とアルコール漬けで、まともにギター持つことすらも出来なくなっていたブライアンの死因は、薬物の過剰摂取の上での水死…ということだった。この時、プールの底に沈むブライアンを恋人が発見、救急車を呼んだのはこの時この屋敷に出入りしていたリフォーム業者の男だったという。



これは、ブライアン他殺説として映画化されたもので、05年に公開された。私はロック友達であり親友のYと直ぐさま観に行った。懐かしい…もう、12年も前なのだ。
その友は一昨年亡くなってしまった。彼女とストーンズを語り合うことはもう出来ない。

映画はその当時のブライアンの生活をできるだけ忠実に描くことに徹していたように思われる。とりわけ主演のレオ グレゴリーの似ていることと言ったら!
着ている服までそのまんま!
私が高校生のころ、何度も何度も擦り切れるほど読み、コピーし、そのためページが外れ、ボロボロになった最初の「ローリング ストーンズ ブック」。
それに出ていたブライアンそのもの。
私は本物のブライアンは見たこともない(そもそも来日していないのだから、英国に観に行った人でもない限り見ていないだろうが)けど、当時はビデオすら無い時代だったからしょっちゅう「フィルム コンサート」というのを見に行っていた。九段会館とかね。
まだ小冊子の様だった「ぴあ」で探しちゃあ 遠くまで行っていたよ。
そんなので 何回も何回も観たモノクロのstonesのデビュー当時の、映像。それと「ブック」によりブライアンの着ていた服なんかはすっかり記憶していた。
その服が、ことごとく再現されていたことに驚いた。

ブライアンは新しい家(クマのプーさんの作者A.A ミルンが所有していたコッチフィールド農場)に住みついた頃、様々なトラブル(長くなるのでここでは記さないが)により苦しみ、逃避のためにアルコールや薬物に溺れていた。
映画は、周囲の人々にしだいに見捨てられ、去られ、ズタボロになってゆくブライアンを描くと同時に、様々なストレスを、屋敷の改装で出入りしているリフォーム業者にぶつけるブライアンの我がままぶりが描かれる。

今のところはまだ一世を風靡したカリスマ、ブライアン ジョーンズ。出入りする仲間はショービズ業界のイケイケ連中。やって来るオンナの子も美人ぞろいで次から次。リフォーム業者はブライアンの我がままに振り回されながら、我が身の惨めさを感じ始める。

なんでこんな奴らがこんなに羽振りがいいのか
なんでこんな奴らがあんな美人にモテるのか
それにひきかえ俺たち労働者の惨めさよ
家に帰れば醜女の妻に稼ぎが悪いとせめたてられる…

そしてある晩、そのリフォーム業者は
積もりに積もったブライアンへの鬱憤をぶつけて
プールへ沈めてしまった…。

不確かな記憶だが、既に時効となったころ
このリフォーム業者の自白に基づいて書かれた説だと聞いた覚えがある。

そんなコトを思い出した。


VINTAGE TROUBLE!

2017-04-21 04:18:25 | 音楽




昨夜はVINTAGE TROUBLEのステージ!
@ビルボードライブ東京

一昨年のサマソニで見逃した直後、youtubeなどでその動画に一目惚れした友人のY。
「観てよー!」と動画を貼り付けたLINEを送って着た。Yは長年の親友でロック友達。音楽の趣味が合って、萌えどころも一緒…というか、私以上に熱いヤツ!

そのVINTAGE TROUBLE
やっと来たぜ ベイべーとばかりに
行って来ましたOne Night Show!
60年代R&Bの熱い遺伝子を感じさせる彼らは結成から7年、メジャーデビューアルバムを'14年に発表したばかり。
オーティス レディングを彷彿とさせるボーカルのテイラーは微塵の暗さもないハッピーキャラクターだった。

ちょっと意外。もっとクールな黒人かと思ってた。

そういえば、一年くらい前にNHKの朝イチの、グッチ祐三のコーナーに出ていたことがあったっけ。
確かに、あの朝から専業主婦中心の視聴者層の番組にも受け入れられそうな明るさがその時感じられたことは確か。朝イチに場違い感がなかった。

それって⁈OK⁈ まっいいっか♪( ´θ`)ノ

R&Bのライブには違いないのだし、ソウルバラードも素敵だったが、なんか、「健全感」が気になるー

テイラーは歌ってる間に観客に振りを促す。
わかってる観客はサビの部分に合わせ 手を振ったりクラップしたりする。
なーんとなくゴスペルテイスト😇(笑)

R&Bやブルースにはなんとなくもう少し危険な香りが欲しい。
毒というほど強くなく、クスリというほど悪くない…
そう、そうだ、彼らはイマイチ セクシーさにかけるんだっ!
うーん…
この感想を言いたくて隣を見てもYは居ない。
彼女は一昨年の暮れ死んだんだ。
生きて居たら絶対に一緒に来ていたはず。
何で、一人で来にゃなんねー😭
でも、あんたが最期に目をつけたバンドだから、
見届けたくって来たんだよ。
これからの成長を…いや、熟成を期待する。
これからもずっと、私はYを背負って理想のバンドを求め、一人でライブに行くだろう。

いっつ あ すもーる わーるど

2017-04-16 19:02:36 | 映画
東京でユニバーサルスタジオのアニメ「SING」が字幕版でやるのは
もうここで、今日が最後…というのでバルト9へ行って来た。
何としても字幕版で、オリジナルの歌声で聴きたかったのである。

ストーリーに期待は持っていなかったのに
何だかポロポロ涙が出て来て仕方がなかった。

可愛い動物キャラクターがブンブン キレの良い動きで
抱腹絶倒であることには違いないのだが…。



私達は皆 世界の片隅で生きている。
人生でなにが出来るかって?
なにかやれるさ
でもいずれにしても、そう大したことじゃない
私達は皆 小さな世界のほんの片隅で生きてるんだ

出来ることとしたら歌うことかな
それも一人ではなくて大勢で歌う
私も一員として
小さな世界の片隅の住人として