Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

和式トイレ不要論 自分の尿道の向きを知ってますか?

2017-05-05 21:41:04 | その他
現代社会で和式トイレというものは何のためにあるのか?と、常々思うのだが、世間ではどうなのだろう。

ちいさい子供の時から私には悩みがあった。
それは、和式トイレをいつも汚してしまう…という事だった。
私のオシッコは何故かいつも大抵右横に向って走り、便器の右側の外まで飛び出して濡らしてしまう。気をつけないと、右側の靴にまで引っかかってしまうことも度々だった。
学校の上履きの右側が濡れることがいつも不快で、だからと言って人に言えるような事でもなく、小さな胸をいつもムカムカさせてオシッコをしていた私なのだった。
小さい頃はそれが自分のオシッコの仕方が悪いのだと思っても どうしたらいいのかがわからずにいたが、だんだん長じるうちに、身体全体を左に傾けて、オシッコが外まで飛び出さないようにすれば何とかなることが多いと知って苦労しながら用を足していた。


今の幼稚園や小学校がどうなのか詳しくは知らぬが、ウチの子供が小学生であった今から20年くらい前までは、女子トイレは和式だった。PTAなどの用事で学校に行った際にトイレを借りると、気が重くなった。
(三男が4〜5歳の頃、和式トイレが使えなくて困ったことがあったなー。保育園では、トイレは洋式だけだったのかな?よく憶えてないけど)
とにかく、そんな用事で小学校のトイレに入ってみるとしゃがんだ目の前に大きく張り紙がしてある。
太マジックで「一歩前へ!」と書いてあった。
「一歩前へ?」
ここは小学校なので、精神的な啓発の意味で何事に対しても「一歩前へ!」と唱えているのかしら?でも、こんなところで?
しばし考え、はた と気がついた。
そうか、この状態を一歩前に移動させるんだ。そして私はしゃがんだポーズのまま前進した。小学校の便器は、通常の物より少し小さく出来ている。だから、和式トイレのいわゆる「金隠し(カネかくしではない、キンカクシである)」は私のしゃがんだ腿の間にすっぽり収まった。そして、放尿。
すると!そう、なんと私のオシッコはすっぽりカバーされた金隠しによって横に逸れたものが飛び散ることなく、その半円形のドームの便器に沿って落ちた。
…そうか、この金隠しというのはただの装飾ではなく、ましてや「金」隠しなどでもなく(そもそも女子に金は無い)、オシッコが外まで飛び出さないようにカバーするためにあるものなのだ。
知らなかった〜(^○^)
そうか!そうするとオシッコが外まで飛び出す女子というのは私だけでは無いのだな。その様な女子がオシッコを飛び散らかすことに、常日頃お掃除をする用務員さん達は悩まされているからこそ、この様な張り紙があるのだろうから。

性教育というものがあるが、キチンとした排泄教育というのがあってもよさそうなものだ。各家庭で独自のものが為されてはいるのだろうけど、私の親のように迂闊なものもいる。私はその年になるまで、その日まであと「一歩前へ」出てする…ということが思いもよらなかった。誰も教えてくれなかったのだ。

しかし、トイレ事情のすっかり進歩した昨今。
ほとんどのトイレは洋式が主流だ。洋式しか使ったことがなかったら、自分のオシッコの飛ぶ方向など知ることもないだろう。私も普段はなんの憂慮も無く洋式を使っている。あーそうか!そういう教育的目的もあって、両方使えるように、今の時代にあえて、和式を学校に設置しているのかもしれない。

しかし、高齢化社会において、この先、下半身に余計な負担のかかる和式トイレが必要だろうか?今の時代で洋式トイレの使い方がわからない、和式でないと落ち着かないという人がいる?私は腰痛持ちなので、とにかく和式トイレの必要性は感じられない。洋式は便器に直接肌が触れるから嫌だという人はいるかもしれない。それに対するフォローは多いはずだ。消毒液の入った容器のプッシュボタンを押して、それをペーパーに取って拭き浄めるなど…。
とにかく、新しい駅のトイレなどにわざわざ和式トイレが付いていたりすると、みーんなそこに入りたがらないし、混雑はそれにより倍増されているので、「なんで、今時和式をわざわざ作るか?」という怒りでいっぱいになる。大抵駅などの和式トイレは飛び散った尿で汚れて、パンツの裾が汚れないか気が気でないようなのが多い。あーやだ!
私は和式トイレは断固、撲滅を願う





AT THE RAINBOW

2017-05-02 11:18:18 | 音楽
SUMMERSONIC2014で、
久しぶりにQueen熱が蘇ったYと私。

数ヶ月後 、丸の内に出来たギターブランドのショールーム「ギブソン ブランズ ショールーム トーキョー」
で行なわれるフィルムコンサートの情報をキャッチした。
まだ、出来たてだったらしいこのショールームの宣伝も兼ねて、発売予定のQueenの新しい映像・音源のCD&BRボックスセットの中身の紹介と試写会が行なわれるのであった。

まず、このショールームが素晴らしい。「家庭のリビングを想定したアットホームな雰囲気の中、最新のホームシアターで映像と音楽を楽しめる。ドルビーアトモスなどの究極の立体音響技術「オブジェクトオーディオ」に対応し、圧倒的な立体音場を体感出来る。」というコンセプトのもとにつくられたもので、さらにスタイリッシュなインテリアの中にその会場は設えられてあった。

そもそもなんでこの催しを見つけたのか?
運というほかないが、さしてギター好きなわけでもない私達(私は過去に5年ほど習った事はあったが、才能に絶望して諦めた)がギブソン社の情報を常にキャッチしていたわけではない。
確か、Queenの最新BRの情報の方から辿り着いたものだったろう。土日二日間で各2回上映で、各回先着30名位づつだったと思う。チケットは¥1500くらいだったか?次々と完売されていく日程の中で、Yと私はスケジュールの都合を相談し合いながら、やっと日曜日の午前中の上映回をおさえることが出来た。



BRの内容は長年幻とされてきた未公開フィルム。1974年の3月31日と11月20日にイギリス、ロンドンにある、レインボウ・シアターで行われたライブを収録したものである。デビューしたばかりのQueenが晴れ舞台として(ブライアンなどは、両親を招待し)まさに”一生懸命”
に臨んだライブステージなのだった。
その緊張感は映像のブライアンの表情に見て取れる。
ニコリともしない。
観ているこちらにまでそのドキドキが伝わって来るようだ。それでもブライアンやフレディはは、MCの中で、最近のベストヒットに入ってる事をオーディエンスに伝え、売り込みも忘れない。初々しい。
アルバム「戦慄の女王 QUEEN」でデビューから2年、セカンドアルバム「QUEEN Ⅱ」がリリースされたばかりでスタートしたUKヘッドライン ツアーではあったが、途中ブライアンの病気療養などの紆余曲折を経て
さらに、「SHEER HEART ATTACK」までもリリースされた後のステージだった。


今BRを見返してみても、このど迫力。押しも押されぬ自信に溢れた堂々としたステージング。
容姿の良さとずば抜けた歌唱力から来るものか、観る人全てが巻き込まれ魅了されてゆく。
奇しくも1974年。日本でM・ポルナレフが忘れられていった年。
そう、まさしくUKロックなどに日本の若者が心奪われて行った 境い目のとしなのか…。私もそっちに行った口。
音楽的魅力の質は変わらないとは思うのだか、やはり、バンドという魅力は強い。
それにしても、この時のブライアン手製の名機「レッドスペシャル」。昨年末のステージでもちゃんと使ってたもんねー。すごい!本当におんなじもの?何台かあるとか?なーんて!

とにかく、この大迫力のステージがこれ以上ないという環境で上映されて、私達はすっかり魂を抜かれてしまった…。終了後、会場では泣いている男性すらいた。

この上映に立ち会えた幸福を感謝すると共に、ロックミュージックの素晴らしさに、幼い頃からの変わらない感動に今だ出会えることに驚きを隠せないのだった。
私達はフラフラになって会場を出たのだった。