前回からの続き…
朝鮮の人々がどれほど日本人を嫌っているか…。
今こうして毎日のように「NO安倍!」だとか日本製品不買運動だとか韓国での反日の様子が報道されているが、韓国人の反日感情を、私はこれはせいぜい第二次世界大戦あたりからか、…などといい加減な知識で考えていた。
ところがどっこい、125年前にバードが朝鮮を旅していた頃すでに「朝鮮人は日本人が大嫌いで、おもに清国人と取引している…」と表されている。なんでも豊臣秀吉が朝鮮出兵を行った時からの恨みがあるようだ。当時の朝鮮にさしたる宗教がなく、さらになぜか仏教僧侶が、一般庶民から見下されているのは、朝鮮出兵の時の倭人(日本人)が侵略してきた時に、仏教僧に変装して都に入る許可をもらい、守備隊を虐殺したからだと記されている。その真偽はいずれにせよ、日本の京都にも「耳塚」なるものがあるくらいだから昔とはいえ、作り話でもないだろう(「耳塚」とは何かな?と思ったら、検索してみて下さいね)。
バードが朝鮮から満州、奉天へと旅を進めるうち、やがで極東アジアの情勢が刻々と変わってくる。朝鮮で起きたクーデターをきっかけに、在韓の日本人(日本人は、この日清戦争前でも郵便施設を携えて外国郵便をはこんだり、国立第一銀行の支店を開いたり、大規模な商売をおこなったりしていたようだ)を守備するために日本軍が上陸してくるのだった。
日本はこの先、朝鮮を宗主国清から独立させ(その独立をバードは"日本からのプレゼント"と評している!まあ…今の香港を観ていると、たしかに、あの昔に独立しておいてよかったんじゃない〜^_^別に恩着せるわけじゃないけど〜、とも感じるが)、国の運営に大きく関わってくるのだった。
…そんなことも、こんなこともあったのか…と知らずに生きていた私。
今の日韓問題は、こうして古ーい過去が、韓国の人達の意識の根源にある事を知って観察しなければならない問題なのだなとつくづく思う。イジメでもなんでも、やった方は忘れても、やられた方は忘れられないよね。
最期にバードは「私は日本が徹頭徹尾誠意を持って奮闘したと信じる。経験が未熟で、往々にして粗っぽく、臨機応変な才に欠けたため買わなくともいい反感を買ってしまったとはいえ、日本人には朝鮮を隷属させる意図はさらさらなく、朝鮮の保護者としての、自立の保証人としての役割を果たそうとしたのだと信じる。」と記している。
極東のごく小さな範囲で起きた歴史的な出来事は、多くが忘れ去られてしまっている。
はるか昔、たまたま遭遇したこのイギリスの女性探検家の本は今こそ、両国の若者に読んでもらいたい。
余市のニッカウイスキー蒸留所の中の洋館
朝鮮の人々がどれほど日本人を嫌っているか…。
今こうして毎日のように「NO安倍!」だとか日本製品不買運動だとか韓国での反日の様子が報道されているが、韓国人の反日感情を、私はこれはせいぜい第二次世界大戦あたりからか、…などといい加減な知識で考えていた。
ところがどっこい、125年前にバードが朝鮮を旅していた頃すでに「朝鮮人は日本人が大嫌いで、おもに清国人と取引している…」と表されている。なんでも豊臣秀吉が朝鮮出兵を行った時からの恨みがあるようだ。当時の朝鮮にさしたる宗教がなく、さらになぜか仏教僧侶が、一般庶民から見下されているのは、朝鮮出兵の時の倭人(日本人)が侵略してきた時に、仏教僧に変装して都に入る許可をもらい、守備隊を虐殺したからだと記されている。その真偽はいずれにせよ、日本の京都にも「耳塚」なるものがあるくらいだから昔とはいえ、作り話でもないだろう(「耳塚」とは何かな?と思ったら、検索してみて下さいね)。
バードが朝鮮から満州、奉天へと旅を進めるうち、やがで極東アジアの情勢が刻々と変わってくる。朝鮮で起きたクーデターをきっかけに、在韓の日本人(日本人は、この日清戦争前でも郵便施設を携えて外国郵便をはこんだり、国立第一銀行の支店を開いたり、大規模な商売をおこなったりしていたようだ)を守備するために日本軍が上陸してくるのだった。
日本はこの先、朝鮮を宗主国清から独立させ(その独立をバードは"日本からのプレゼント"と評している!まあ…今の香港を観ていると、たしかに、あの昔に独立しておいてよかったんじゃない〜^_^別に恩着せるわけじゃないけど〜、とも感じるが)、国の運営に大きく関わってくるのだった。
…そんなことも、こんなこともあったのか…と知らずに生きていた私。
今の日韓問題は、こうして古ーい過去が、韓国の人達の意識の根源にある事を知って観察しなければならない問題なのだなとつくづく思う。イジメでもなんでも、やった方は忘れても、やられた方は忘れられないよね。
最期にバードは「私は日本が徹頭徹尾誠意を持って奮闘したと信じる。経験が未熟で、往々にして粗っぽく、臨機応変な才に欠けたため買わなくともいい反感を買ってしまったとはいえ、日本人には朝鮮を隷属させる意図はさらさらなく、朝鮮の保護者としての、自立の保証人としての役割を果たそうとしたのだと信じる。」と記している。
極東のごく小さな範囲で起きた歴史的な出来事は、多くが忘れ去られてしまっている。
はるか昔、たまたま遭遇したこのイギリスの女性探検家の本は今こそ、両国の若者に読んでもらいたい。
余市のニッカウイスキー蒸留所の中の洋館