後藤正文率いる日本のロックバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATION(通称アジカン)の1stアルバム。アルバム名の読みは『きみつなぎファイブエム』。
オアシスやウィーザーに影響を受けた轟音ギターが鳴り響くオルタナティブ・ロックが特徴。全曲をフロントマンである後藤正文氏が作詞しており、内省的で文学的な歌詞も魅力となっています。
イースタン・ユースやナンバーガールと比較されることも多いですが、アジカンの魅力は自己の弱さを隠さず、轟音ギターに乗せて歌う姿勢にあり、それによりリスナーに寄り添った共感を得る作風となっています。
ハイライトは「フラッシュバック」からの「未来の破片」の流れと、疾走感のある「電波塔」と「夏の日、残像」、ナンバーガールをリスペクトした「N. G. S」、2ndシングル「君という花」など。
1st特有の初期衝動がしっかり発揮されつつ、綺麗にまとまっているのが良いですね。4thアルバムの『ワールド ワールド ワールド』と並んでアジカンの好きなアルバムです。
また、トラック2の「未来の破片」は「或る街の群青」や「新世紀のラブソング」と並んで、個人的にアジカンのベストソングです。
【トラックリスト】
1. フラッシュバック
2. 未来の破片
3. 電波塔
4. アンダースタンド
5. 夏の日、残像
6. 無限グライダー
7. その訳を
8. N. G. S
9. 自閉探索
10. E
11. 君という花
12. ノーネーム
未来の破片
懐かしいアジカンの曲紹介ありがとうございます。
なんだか元気が出てきました( ^_^)
30〜40代だとアジカンを聴いて青春を過ごした方も多いと思います(私もその一人)。
改めて彼らのロックを聴くと、力強く背中を押してくれる感じがあり不思議と勇気付けられます。
オルタナティブ・ロックとは、苦悩や挫折、希望もひっくるめて歌う姿勢にあり、ここにオルタナの真の魅力が隠されているのだと実感します。