アメリカのミュージシャン、ベックのメジャー1stアルバム。
(※イギリスのギタリスト、ジェフ・ベックとは別人です。)
ロック、フォークをベースとしつつサイケ、ヒップホップ、ブルース、カントリー、エレクトロを混ぜ合わせた、ごった返したようなサウンドが特徴です。
ナンセンスで皮肉と機知に富んだ歌詞も魅力の一つ。
【トラックリスト】
1.Loser
2.Pay No Mind (Snoozer)
3.Fuckin with My Head (Mountain Dew Rock)
4.Whiskeyclone, Hotel City 1997
5.Soul Suckin' Jerk
6.Truckdrivin Neighbors Downstairs (Yellow Sweat)
7.Sweet Sunshine
8.Beercan
9.Steal My Body Home
10.Nitemare Hippy Girl
11.Mutherfuker
12.Blackhole
13.Analog Odyssey(隠しトラック)
Loser
歌詞にある『Soy un perdedor』はスペイン語であり、訳すと『私は敗者です』といった意味です。つまるところ『I'm a loser』と同じ意味。
【歌詞】
皆がチンパンジーだった時代、俺はサルだった
俺の血管にはブタンが流れ、そして俺はジャンキーから足を洗う
プラスチックの目玉をつけ、野菜をスプレーペイントする
パンスト履いたマッチョ野郎がいるドッグフードの屋台
ヘッドライトを消して、ギアをニュートラルに入れろ
速度制御した負け犬と炎に包まれるレーシングカー
リノに住むビタミンDを持った女
カップル用のソファを手に入れ、ラブシートで眠りにつく
誰かが来て、俺が狂っていると言った
出来ちゃった婚とかシャツのシミについて文句を言っている俺のことを
何も信じるなあんたの呼吸でさえ
あんたは駐車違反になり袖にウジ虫が湧く
だから暗闇の中、メイスであんたの髭を剃りなよ
フードスタンプを節約して、トレーラパークを焼き払う
おい、やめろ
Soy un perdedor
俺は負け犬さ 殺してくれ
(二連式散弾銃)
Soy un perdedor
俺は負け犬 なぜ殺してくれないんだ
その悪の勢力は間抜けの悪夢の中
インチキなガス室とともに全ての音楽を禁止する
だって一人はイタチを捕まえ、もう一人は旗を掴む
一人は柱の上にいて、もう一人はバッグに押し込められる
再放送番組とコカインを使った鼻の美容整形
薄汚いフォークシンガーのクソみたいな昼間
彼はギターの弦で首を吊り自殺した
七面鳥の首の切り身が鳩の羽からぶら下がっている
関わりがないと書くことは出来ない
ビートと体と熱のため現金を交換する
そして俺の時間はシロアリの上に落ちるワックスの欠片
そいつらはその欠片で窒息するんだ
Soy un perdedor
俺は負け犬さ 殺してくれ
(チーズウィズで狂ってしまおう)
Soy un perdedor
俺は負け犬 なぜ殺してくれないんだ
(走行中の車でボディピアス)
さぁ、やり切ろうぜ
俺はドライバー、俺は勝者
物事の変化を感じることができる
Soy un perdedor
俺は負け犬さ 殺してくれ
(あんたが信じられないよ)
Soy un perdedor
俺は負け犬 なぜ殺してくれないんだ
Soy un perdedor
俺は負け犬さ 殺してくれ
(ドイツ語は話せるかい?)
Soy un perdedor
俺は負け犬さ 殺してしまえよ
(俺の言ってることが分かるか?)
【余談】
サビの歌詞は、ベックが自らのラップを録音したものを聴いて、そのあまりのスキルのなさに「ああ、俺は最低のラッパーだ。殺してくれ」と思ったことから生まれたとのこと。
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