『メイサ、今日はありがとう。
すっげー汗かいてごめん。でもマジであれ、水だったんだぜ!!
また近いうちに連絡するよ。
楽しい夜を過ごしてね!』
私は返信もせず携帯をしまった。
マメだなー。
マメな男ってモテるんだよなぁ。
それからもアイアンはマメに連絡してきた。
半分以上が、君の写真見せて〜とか、忙しいよ〜とか、やらしい事したいとか、
本当しょうもない事だったので、大抵無視した(笑)
中でも顔をしかめたのが、彼の謎の提案だった。
『ねーメイサ、君のうちに行ってもいい?』
『ダメ』
『どうして?』
『女子寮なのよ』
ウソだ。
こんな何処の馬の骨ともわからない男を自分の家になんか連れ込みたくない。
アイアンは私の話を信じたらしく、こんなことを言ってきた。
『メイサ、俺名案が浮かんだんだ。
受付や管理人に何か言われたら、君の部屋の空調が変で業者を呼んだって言えばいいよ。
俺は業者の人間ってことにしてさ。
どう?完璧じゃない?』
無理がある。
『むーり。なんであんたそんなに私のとこに来たいのよ。
あんたのウチに呼ぶって発想はないわけ?』
『ハハ、俺んちは無理だよ!呼んであげたいけど兄貴がいるんだ。
一緒に住んでるけど、アイツはニートだから四六時中家にいるのよ。
君が来ても何にも出来ないよん』
アイアンはさらに続けた。
『でも俺んちの近くに、別の兄貴の家があるんだ。
そこはゲストルームがあって、俺が遊びに行くといつもそこに泊まるの。
メイサ、一緒にそこに行こうよ』
(O_O)
え?
兄貴の家でセックスしようって言ってんの?
頭どうなってんの?
『やだ。超やだ。お兄さん宅でセックスするなんてアホみたいな事したことないわ』
『メイサ、兄貴んちはベッドも広いし昼間は誰もいないこと確実だよ。
俺だって君を家に呼びたいけど無理なんだ。
兄貴のうちに行くしかないよ』
えぇっ!?なんで!?
ホテル取れば!?
あ、そうそう皆様。
ラブホテル産業というのはめっちゃ日本独自のものだってご存知ですか?
もちろんこの国にもお手頃なホテルはありますが、
それは別にお金のない旅行客なんか用で、決してラブホテルというカテゴリではないのです。
キレイな年下プレイボーイ、雅留にも「日本ってラブホテルがあるんでしょ?メイサ行ったことあるの?」
と興味津々で聞かれたものです。
話を戻します。
で、ラブホテルがないのはともかくとしても、
別にそういう安い宿でもなんでもとりゃいいじゃん!
っていうか、こちとら一応キレイなおべべ着てお水してたから
もっといいホテルとって欲しいけど!!
フン、と息をついて私は返信を打った。
ポチポチポチポチ
『何度も言うけどあたしはあんたのお兄さんのうちでセックスなんかしないわ。
そういう事したい女の子となさったら?
バイバイ!』
と、すぐに返信が来た。
『ははは!冗談だよメイサ!
兄貴のうちでセックスなんかしないよ。
ちょっと言ってみただけだよ』
『真剣に言ってたじゃん』
『いやいやいや、そんな事はない!
それはメイサ、君の誤解だよ。英語だからさ』
は?
カッチーーーーーーーーーーーン
『はぁー!?バッカじゃないの!?
そこまで英語に困ってません。バカにしないでよ』
『メイサ、ごめん怒らないで』
『いーい?あたしは嘘つきとバカにされるのが大っ嫌いなのよ!グッバイ永遠に!!』
と言って私は彼を無視した。
彼は怒涛のメールを送ってきたけど、ぜーんぶ無視した。
電話も無視した。
なんでぇー!?
メイサ、怒らないでよーーー
返信してよーーー
やぁ元気?
メイサーーーー
今電車の中で君と同じ香水の匂いがしたよ。君が恋しいよ!
どこ行っちゃったのよーーーーー
……こんな感じにひたすらメールが届いた。
アイアンは本当に全然怒らないんだけど
とにかくしつこくて
そして呑気っていうか、ポジティブっていうか、自信満々っていうか
とにかく鉄のハートの持ち主だった。
続きます!
すっげー汗かいてごめん。でもマジであれ、水だったんだぜ!!
また近いうちに連絡するよ。
楽しい夜を過ごしてね!』
私は返信もせず携帯をしまった。
マメだなー。
マメな男ってモテるんだよなぁ。
それからもアイアンはマメに連絡してきた。
半分以上が、君の写真見せて〜とか、忙しいよ〜とか、やらしい事したいとか、
本当しょうもない事だったので、大抵無視した(笑)
中でも顔をしかめたのが、彼の謎の提案だった。
『ねーメイサ、君のうちに行ってもいい?』
『ダメ』
『どうして?』
『女子寮なのよ』
ウソだ。
こんな何処の馬の骨ともわからない男を自分の家になんか連れ込みたくない。
アイアンは私の話を信じたらしく、こんなことを言ってきた。
『メイサ、俺名案が浮かんだんだ。
受付や管理人に何か言われたら、君の部屋の空調が変で業者を呼んだって言えばいいよ。
俺は業者の人間ってことにしてさ。
どう?完璧じゃない?』
無理がある。
『むーり。なんであんたそんなに私のとこに来たいのよ。
あんたのウチに呼ぶって発想はないわけ?』
『ハハ、俺んちは無理だよ!呼んであげたいけど兄貴がいるんだ。
一緒に住んでるけど、アイツはニートだから四六時中家にいるのよ。
君が来ても何にも出来ないよん』
アイアンはさらに続けた。
『でも俺んちの近くに、別の兄貴の家があるんだ。
そこはゲストルームがあって、俺が遊びに行くといつもそこに泊まるの。
メイサ、一緒にそこに行こうよ』
(O_O)
え?
兄貴の家でセックスしようって言ってんの?
頭どうなってんの?
『やだ。超やだ。お兄さん宅でセックスするなんてアホみたいな事したことないわ』
『メイサ、兄貴んちはベッドも広いし昼間は誰もいないこと確実だよ。
俺だって君を家に呼びたいけど無理なんだ。
兄貴のうちに行くしかないよ』
えぇっ!?なんで!?
ホテル取れば!?
あ、そうそう皆様。
ラブホテル産業というのはめっちゃ日本独自のものだってご存知ですか?
もちろんこの国にもお手頃なホテルはありますが、
それは別にお金のない旅行客なんか用で、決してラブホテルというカテゴリではないのです。
キレイな年下プレイボーイ、雅留にも「日本ってラブホテルがあるんでしょ?メイサ行ったことあるの?」
と興味津々で聞かれたものです。
話を戻します。
で、ラブホテルがないのはともかくとしても、
別にそういう安い宿でもなんでもとりゃいいじゃん!
っていうか、こちとら一応キレイなおべべ着てお水してたから
もっといいホテルとって欲しいけど!!
フン、と息をついて私は返信を打った。
ポチポチポチポチ
『何度も言うけどあたしはあんたのお兄さんのうちでセックスなんかしないわ。
そういう事したい女の子となさったら?
バイバイ!』
と、すぐに返信が来た。
『ははは!冗談だよメイサ!
兄貴のうちでセックスなんかしないよ。
ちょっと言ってみただけだよ』
『真剣に言ってたじゃん』
『いやいやいや、そんな事はない!
それはメイサ、君の誤解だよ。英語だからさ』
は?
カッチーーーーーーーーーーーン
『はぁー!?バッカじゃないの!?
そこまで英語に困ってません。バカにしないでよ』
『メイサ、ごめん怒らないで』
『いーい?あたしは嘘つきとバカにされるのが大っ嫌いなのよ!グッバイ永遠に!!』
と言って私は彼を無視した。
彼は怒涛のメールを送ってきたけど、ぜーんぶ無視した。
電話も無視した。
なんでぇー!?
メイサ、怒らないでよーーー
返信してよーーー
やぁ元気?
メイサーーーー
今電車の中で君と同じ香水の匂いがしたよ。君が恋しいよ!
どこ行っちゃったのよーーーーー
……こんな感じにひたすらメールが届いた。
アイアンは本当に全然怒らないんだけど
とにかくしつこくて
そして呑気っていうか、ポジティブっていうか、自信満々っていうか
とにかく鉄のハートの持ち主だった。
続きます!