「ま、残念ながら?今のところ俺の日本語レベルは最低だからな。
君と会話の練習ができるレベルじゃないんだよ。
でも数週間もすれば質問したい事や、やりたい事でいっぱいになるはずだから、その時お返ししてくれれば良いよ 」
私は、まぁあなたがいいならいいけど…と呟いた。
Why not?と言う声がまたエラそうだ。
「それに俺は君と話すのが好きだしね」
「(でしょうね…)なんで?」
「面白いからだよ。俺は人間は好きじゃない」
は?
「大抵の人間はものすごく退屈だ。
出会って一言二言話したらもうそれだけでうんざりする。
あいつらみんな兄弟か何かみたいに同じ考えで同じ事を言う」
「わからんでもないけど」
「10人会ったら、俺は8人とはもう話したくない。20%の人間にしか興味が持てないんだ」
「へえ。さいですか…」
でも君は他の人間と全然違う。
と、咲人は饒舌に続けた。
「君と2度目に話した時、君は日本人は心の周りにドアがたくさんあるって言っただろ。
あれはすごく面白かった。
あんな表現をする人間に会ったことがない。」
マジで?
心の扉って表現、結構日本人にとっては馴染みがある気がするんですが…
「俺は君をもっと分析したい。どうしたらそのドアが全部開くのか知りたい。
君はすごく興味深い研究対象なんだよ」
と、人のことをラットか何かのように言った。
ぶ、ぶんせき……。
私はフンと鼻息をついた。
「研究した後はどうするの?レポートか何か提出してくれるわけ?」
「君が欲しいならするけど?」
「オッケー死ぬほど楽しみにしてる。ま、あなたができればの話だけどね」
自分に負けず劣らずエラそうな物言いなのに、咲人は楽しそうに聞いていた。
彼と話し続ける私も私だが、彼も彼でよくこんな女と話し続けてるなと思った。
やっぱり変だな。←お前もな
まぁ研究したいから話してるならそれはそれでいいか。
「あなたがいいならそれでいいわ。私はただあなたのことケアしただけだから」
「何で俺のこと気にしたの?」
「当たり前じゃない?私はあなたに楽しく勉強させてもらってるわ。
楽しいと思える相手のことは、同じように楽しいか気にかけるべきだと思うけど?」
咲人はなるほどと唸った後、一言つぶやいた。
「可愛いね」
いや、そんなんならへんかったわ。
「は?!可愛い?!あんたバカにしてんの?」
「いやいやいやそういう意味じゃないよ」
「じゃー何なのよ」
「ただそう思ったからそう言っただけだよ」
あっそ、と鼻息をついた。
咲人は相変わらず楽しそうだった。
よくわかんない人だわ…。
変人咲人との物語、まだまだ続きます。
君と会話の練習ができるレベルじゃないんだよ。
でも数週間もすれば質問したい事や、やりたい事でいっぱいになるはずだから、その時お返ししてくれれば良いよ 」
私は、まぁあなたがいいならいいけど…と呟いた。
Why not?と言う声がまたエラそうだ。
「それに俺は君と話すのが好きだしね」
「(でしょうね…)なんで?」
「面白いからだよ。俺は人間は好きじゃない」
は?
「大抵の人間はものすごく退屈だ。
出会って一言二言話したらもうそれだけでうんざりする。
あいつらみんな兄弟か何かみたいに同じ考えで同じ事を言う」
「わからんでもないけど」
「10人会ったら、俺は8人とはもう話したくない。20%の人間にしか興味が持てないんだ」
「へえ。さいですか…」
でも君は他の人間と全然違う。
と、咲人は饒舌に続けた。
「君と2度目に話した時、君は日本人は心の周りにドアがたくさんあるって言っただろ。
あれはすごく面白かった。
あんな表現をする人間に会ったことがない。」
マジで?
心の扉って表現、結構日本人にとっては馴染みがある気がするんですが…
「俺は君をもっと分析したい。どうしたらそのドアが全部開くのか知りたい。
君はすごく興味深い研究対象なんだよ」
と、人のことをラットか何かのように言った。
ぶ、ぶんせき……。
私はフンと鼻息をついた。
「研究した後はどうするの?レポートか何か提出してくれるわけ?」
「君が欲しいならするけど?」
「オッケー死ぬほど楽しみにしてる。ま、あなたができればの話だけどね」
自分に負けず劣らずエラそうな物言いなのに、咲人は楽しそうに聞いていた。
彼と話し続ける私も私だが、彼も彼でよくこんな女と話し続けてるなと思った。
やっぱり変だな。←お前もな
まぁ研究したいから話してるならそれはそれでいいか。
「あなたがいいならそれでいいわ。私はただあなたのことケアしただけだから」
「何で俺のこと気にしたの?」
「当たり前じゃない?私はあなたに楽しく勉強させてもらってるわ。
楽しいと思える相手のことは、同じように楽しいか気にかけるべきだと思うけど?」
咲人はなるほどと唸った後、一言つぶやいた。
「可愛いね」
いや、そんなんならへんかったわ。
「は?!可愛い?!あんたバカにしてんの?」
「いやいやいやそういう意味じゃないよ」
「じゃー何なのよ」
「ただそう思ったからそう言っただけだよ」
あっそ、と鼻息をついた。
咲人は相変わらず楽しそうだった。
よくわかんない人だわ…。
変人咲人との物語、まだまだ続きます。
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