大雪山の赤岳から黒岳へ縦走しました。前回の暑寒別岳では雲がかかって景観ができず感動も半分ぐらいでしたが、今回は絶好の天気に恵まれ、お花畑も景観も疲れを吹き飛ばすくらいの感動でした。
登山ルートのトラック図。
5時15分ごろ層雲峡の公共駐車場に到着。公共駐車場で車中泊した方々も動き始めました。車内で朝食をとって装備を整え観光案内所前のバス停へ向かいます。
45分ほどで銀泉台に到着。そこから7分ほどで赤岳登山口です。
紅葉がとてもきれいな斜面で、紅葉シーズンは写真撮影で登山道が渋滞します。
第1花園のチングルマの花畑。
第1花園。
第2花園はまだ雪渓に覆われていて雪解け水が登山道を流れていました。
自然は巧みな庭師でもあるようです。
奥の平に到着。
残雪にチングルマが似合います。
駒草平に到着。
沢山の駒草が出迎えてくれました。
中央に第3雪渓、左上に第4雪渓の急斜面が見えてきました。
第3雪渓。リボンの誘導に従い左のガレ場へ。雪渓に最近まで使っていたトレースが残っています。
第4雪渓のガレ場。
急登で少しバテ気味ですが、登山道脇のチングルマが疲れを癒してくれます。
斜度が緩やかになってきて赤岳山頂が見えてきました。人影も見えてホッとする一瞬です。
赤岳に到着。
赤岳から小泉分岐に向かいます。登り始めよりは湿度が低くなり、そよ風が気持ちよいですが陽射しが強いです。
小泉分岐に到着。白雲岳が正面に見えます。
少し雲がかかっていますが、憧れのトムラウシ山が見えます。いつか登ってみたい。
白雲分岐に到着です。先着のみなさんは荷物をデポして白雲岳に向かっているようです。私たちは少し早目の昼食をとって後半戦へのエネルギー補給です。
さあ、中央右の登山道が見える北海岳に向かいます。
白雲岳の北側には分厚い雪渓が残っていました。これ全部溶けるのかな?
白雲岳の北側のお花畑も素晴らしい。
左から後旭岳、旭岳そして熊ヶ岳です。
北海平を北海岳に向かって歩くこのあたりが一番気持ちよかったです。
北海岳に到着。
御鉢平を前に中央左に安足間岳、比布岳、中央右に北鎮岳。
左から凌雲岳、桂月岳そして黒岳。
北海岳の尾根を下り、クジャク岩のトラバースが始まるあたりに遭難者を悼む碑があります。このあたりのお花畑も素晴らしいです。
チングルマのお花畑の後ろに桂月岳と黒岳。
北海沢が下を流れる雪渓の上を歩きます。雪渓の上を吹く風がエアコンの風のように気持ちがいいです。
雪渓の前に健気に咲く花々。
北海沢を渡ります。
どこを写しても絵になりますね。
赤石川が見えてきました。
中程度の歩幅の位置に飛び石があるので落ち着いて渡れば大丈夫です。
緩やかな坂を登り、ハイマツを抜けると…
パッと視界が開け、黒岳石室の前に出ます。
さあ、最後のピーク黒岳に向かいましょう。
黒岳の山頂近くまで来たら雲がかかってきました。
黒岳山頂に到着です。いままで歩いてきたルートに思いをはせます。
登山道脇の花々とマネキ岩に見送られて下山です。
リフト乗り場のベンチで休んでいたらエゾシマリス君が挨拶に来てくれました。ありがとうエゾシマリス君。ありがとう大雪山。
大雪山で出会った花々。
アオノツガザクラ。
ミヤマキンバイ。
エゾコザクラ。
エゾウサギギク。
イワブクロ。
チシマツガザクラ。
コマクサ。
ミヤマリンドウ。
エゾヒメクワガタ。
エゾタカネツメクサ。
イワウメ。
エゾツガザクラ。
チシマクモマグサ。
コケモモ。
キバナシャクナゲ。
距離約14㎞所要時間9時間13分、疲れましたがとても満足した山行でした。写真をとる度に立ち止まり、ちょっと疲れたら休憩するのんびり登山なので所要時間は参考になりませんね。
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