大雪山御鉢平を一周しました。
黒岳登山道は階段状の急登だけでも大変なのに夏の早朝は湿気も加わります。ふうふう言いながらやっと黒岳山頂についたら真っ白…。でも、「なんだよ~」とぶつぶつ言いながら黒岳石室に向かって歩いているうちに雲が切れてきて、日中は雲が多めでしたが晴れてまずまずのお天気でした。
北鎮岳の肩に至る登山道に雪渓が残っていました。アイゼンが必要かな?と思いましたが、近くに行ったらスコップでステップが作られていました。整備してくれた方々に感謝です。
赤石川の渡渉は水は少し多めですが足幅がそんなに広くならない程度に踏み石があって難なく渡れました。バランスが気になる方はストックがあったほうがいいです。
黒岳にかかる雲が薄くなったり濃くなったり…
七合目登山口。
招き岩に会えませんでした。
黒岳山頂は真っ白。少し風があって気温も低く肌寒かったです。
雲が切れて遠くまで見渡せるようになってきました。
雲の平のお花畑の花は終わっていました。
ガレ場を超えてハイマツ帯を抜けるとお鉢平展望台です。
雪解けが遅いせいでしょうか遅咲きの小さなお花畑がありました。
チングルマ。
エゾコザクラ。
御鉢平展望台に到着しました。
北鎮岳の肩に向かいます。
雪渓の急な場所にはステップが作られていてアイゼンなしで登れました。整備してくれた方々に感謝です。
北鎮岳の肩まで来ました。北鎮岳は体力と帰宅時間を考えてパスしました。
中岳に向かいます。
中岳に到着しました。
裾合平は薄く雲がかかっていますが見えています。
中岳分岐に到着しました。
クモマユキノシタ。
間宮岳に到着しました。
間宮分岐に到着しました。ランチにします。
さあ、後半の部の始まりです。
外国に虹のような山肌の山がありますが、それっぽくないですか?
この雄大さがたまりません。
北海岳に到着しました。
烏帽子岳とその前にクジャク岩。
降ってきた登山道を振り返る。逆回りは大変そうだ。
北海沢の雪渓まで降りてきました。
7月中旬に来たときは雪渓の中を歩きました。
北海沢支流の渡渉。
終りかけの花々が和ませてくれます。
北海沢の渡渉。
この辺りも雪解けが遅いのでしょうか花畑がありました。
エゾコザクラ。
チングルマ。
赤石川の渡渉。落ち着いて渡れば大丈夫です。
この丘を登り切ると黒岳石室です。
黒岳石室に到着。黒岳の登り返しと下りのため、休憩してエネルギーを補充します。
招き岩さんありがとうございました。
チシマノキンバイソウ。
ダイセツトリカブト。
七合目登山口に到着しました。無事に下山できたことに感謝です。
5年ぶりにこのコースを歩きましたが、体力が落ちてきているので次のような計画をたてました。
1.まずは火口の縁まで。
2.火口の縁まで行けたらかみふらの岳の登り口まで。
3.かみふらの岳の登り口まで行けたらかみふらの岳まで。
ここまでは断念したところでD尾根を戻る。
4.かみふらの岳まで行けたら富良野岳の肩まで。
5.余力があれば富良野岳へ、なければ下山。
一番のポイントは富良野岳に登るか?でしたが、休憩してエネルギーを補給したら少し元気になったので登っちゃいました。でも富良野岳を下山して肩からカミホロ分岐までの帰り道は本当につらくてヘロヘロでした。
帰宅後、夕食時のビールが心地の良い疲労感と共に体に染み渡ります。あんなにつらかったのにもう次の登山を考えている…山って不思議です。
駐車場の混雑を想定していましたが、意外と空いていました。雲海がきれいです。
D尾根のトラバース道が見えてきました。
安政火口下からまずはD尾根のトラバース道をカミホロ分岐まで歩きます。
きょうは一日こんなかな?と思っていました。でも甘かった。
休憩後、カミホロ分岐からD尾根に取りついて火口の縁まで歩きますが…
魔の階段上りが待っています。
火口の縁まで来たら雲が湧いてきました。風も結構吹いています。
火口の縁からかみふらの岳登り口までは私の大好きなお花見スポットです。
ヨツバシオガマ
アオノツガザクラ
エゾツガザクラ
チングルマ
イワヒゲ
かみふらの岳についたらカミホロカメットクも十勝岳も見えなくなりました。
歩いてきた火口縁の登山道はまだ見ることが出来ます。
これから登る三峰山は見えますが富良野岳は雲の中です。
三峰山に到着。なにも見えません。
イワブクロ
エゾツツジ
ゴゼンタチバナ
三峰山と富良野岳肩分岐の間にあるお花畑。盛りは過ぎているようです。
チシマフウロ
富良野岳の肩が見えてきましたが、富良野岳は雲の中です。
コマクサ
イワギキョウ
富良野岳は最後まで雲の中。
富良野岳山頂。
反対側はこんなにクリアなのに…
富良野岳の肩まで戻ってきました。
ヘロヘロになりながら三峰山沢の渡渉まで来ました。ここまでくればカミホロ分岐までもうすぐです。
カミホロ分岐に到着。
安政火口下まで来てホッと一息。何とか戻ってきました。