お天気 うす
十勝岳に行ってきました。はじめは望岳台からピストンしようと思っていたのですが町営のバスが運行されているので吹上温泉から登り、十勝岳、上ホロカメットク山、かみふらの岳を縦走して十勝岳温泉に下山することにしました。
ハイシーズンが終わり吹上温泉のテン場はテント数が少なくなりました。
テン場上の登山口を6:05に出発。望岳台からの登山道と合流するまでトラバース道を歩きます。
まずはしっとりとした森の中を歩きます。
緩やかな尾根を越えて…
富良野川を渡渉します。
ハイマツ帯をしばらく歩くと「たまゆらに けむりおさめてしずかなる 山にかへれば 美るにしたしも」の歌碑が現われます。大正時代の歌人「九条武子」が十勝岳噴火犠牲者の霊の安らかならんことを祈って歌った句だそうです。
ハイマツ帯をぬけると前十勝の噴煙が見えてきました。
泥流分岐に到着。ここで望岳台からの登山道と合流します。
大雪山の山並みが見えてきました。中央は旭岳、左は安足間岳、比布岳でしょうか。
少し上から泥流分岐方面を眺めました。先ほどの泥流分岐と望岳台から登ってくる人が見えます。
雲の平分岐に到着。美瑛岳は来年の夏にトライしてみようかな。
休憩ポイントの十勝岳避難小屋までもう少しなのですが、とても長く感じます。体が休憩を欲しているんですね。
十勝岳避難小屋に到着です。
室内はきれいに整頓されています。噴火に備えヘルメットが装備されてました。
尾根の斜度がだんだん急になってきました。
斜度が緩やかになって、すり鉢火口に到着しましたが、視界があまりよくありません。
しばらくすると雲が切れて十勝岳が灰色の姿を現しました。左はすり鉢火口、右はグランド火口です。
このあたりは多くのブログで異星を歩いているようだと表現されています。
十勝岳直下の壁が近づいてきました。
黄色いマーカーに注意しながら、ジグを切ってゆっくりと登ります。
急登では息が切れてから休むと長くなるので短く多めに休憩を取るようにしています。
前十勝分岐に到着。前十勝へのルートは火山活動のため閉鎖されています。
十勝岳に到着です。雲が多いですが視界はわりといいです。
気温が低めで少し風があるので早めに上ホロカメットク山へ向かいます。上ホロカメットク山、三峰山、富良野岳がよく見えます。
十勝岳はこちらから見ると灰色ばかりじゃなく緑もあって、また違う山容を見せてくれます。
大砲岩に到着です。私には何か動物の顔のようにも見えます。黄色のバツ印はこの岩から三段山へのルートが崩壊のため閉鎖されていることを示しています。
上ホロカメットク避難小屋が見えてきました。
このあたりからは安政火口が上から眺められます。遠くに見える白い建物は下山先の十勝岳温泉「凌雲閣」です。
上ホロカメットク山の登山道を眺めながら上ホロ避難小屋でランチタイムです。
上ホロ避難小屋を後にして上ホロカメットク山に向かいます。
上ホロカメットク山山頂です。右に十勝岳、左に噴煙を上げる前十勝が見えます。
上ホロカメットク山を後にして、かみふらの岳に向かいます。
かみふらの岳山頂。山行程最後のピークです。十勝岳を眺めながら休憩して思いを巡らします。
かみふらの岳直下の急坂を降りてきました。
安政火口横をとおる尾根道まで降りてきました。
長い階段道を降って…
富良野岳の登山道と合流し十勝岳温泉登山口へ向かいます。
14時50分十勝岳温泉登山口に到着です。バスの時間までは十分すぎるぐらい時間があるので…
凌雲閣でゆっくり温泉に浸かって帰りのバスを待つとしましょう。