やっと北海道らしい湿度の少ないカラッとした晴れた日がやってきたので、手稲山に行ってきました。
雨の日が多かったので「平和の滝」や「布敷の滝」の滝音や登山道のそばを流れる沢音がいつもの年より大きく響いていました。
「こりゃ涼しげな感じでいいなぁ」と思いながら歩いていましたが、「大岩帯」に差し掛かると日差しの直撃と急登で呼吸が「ゼイゼイ、ハァハァ」となり、頭がクラッとしました。荷をおろし給水して、しばらく休憩しましたが熱中症になるところだったのかもしれません。
そんなわけで、いつもよりさらにゆっくりペースで休憩も多く取りました。いつも思うのですが、こんなに苦労しても山頂についた途端、元気になってしまうのはなぜなんでしょうね。
12日に予定されていた「旭岳トレッキング」が台風のため中止となり、ちょっぴり悔しさが残る中での久しぶりの晴れの天気です。これは出かけないではいられませんね。そんなわけで奥さんと「空沼岳」へ行ってきました。
登山口付近には地図案内板や標識が新たに設置されて初めての人にもわかりやすくなりましたし、登山口に架かる丸太橋も新しくなってヨロヨロしないで渡れるようになりました。
でも、水量が多いためでしょうか万計沼に至る万計沢川上流に架かる「丸太橋」は一部壊れてとても不安定な状態でした。「空沼岳」は札幌近郊で最も人気のある山ですし、一部は国立公園の敷地内ですから、国が予算をたてて安定して渡れる橋にしてくれるとありがたいですね。
中間地点の万計沼で休憩を取りましたが、ここにある「万計山荘」は避難小屋とは思えないほどきれいでトイレを使用させてもらった奥さんはとても感心していました。土日には「友の会」の方々が当番をして内部清掃やトイレ清掃をされているそうで、「友の会」の方々に改めて感謝です。
万計沼から1時間ほどでさらに大きな「真簾沼」に出ます。ここで小休止してここからの急登に備え、さらに1時間ほど歩くとやっと山頂に到着です。晴れるとすばらしい展望が開けますが、札幌方面や支笏湖方面は雲が湧いてくることが多いようです。
登れるかどうか不安だった奥さんは「とりあえず万計沼を目標にするわ、それからはその時の状態で考える。」と言っていたのですが、山の景色にどんどん引き込まれて結局歩き切ってしまいました。
奥さんは「歩けた自分を自分でほめてあげたい(どこかで聞いたような?)。とても素敵な山だったけど、しばらく行きたいとは思わないなぁ・・・」。
登山口のバス停から往復16kmも歩いたのですから無理もありません。でも忘れたころに「また行きたい。というだろうなぁ」と思う私でした。
あいにくの曇り空ですが札幌岳へ登ってきました。
コースは豊滝の「盤の沢林道ゲート」から入り、定山渓の「冷水沢登山口」に降りるコースです。
「盤の沢林道ゲート」からのコースは林道を歩く距離が長く、「空沼岳分岐」までは尾根をほぼ直登するコースでロープ場も三か所あり、かなりの急登です。おまけに利用者が少ないのか根曲がり笹が登山道内まで入り込みひじょうに歩きにくいです。
それでもここから登るのは朝一番のバスが「定山渓温泉」までしか行かないためで、車を持っていない私はいつも「せめて、朝一番のバスが豊平峡まで行ってくれないかなぁ」と考えながら「盤の沢林道ゲート」まで約50分歩いているわけなのであります。
山頂付近はにわか雨が降る状態でしたが、空は比較的明るく遠く「羊蹄山」「恵庭岳」「空沼岳」等が見渡せました。気温は20度前後でしたが湿度が高く、水分を補給するとどっと汗が吹き出しました。