市街地(西地区)の土地利用等について 2015年6月 一般質問 吉田

2015年09月28日 23時16分27秒 | 食材の宝庫 芽室町

◎ 日程第2 一般質問 

○議長(広瀬重雄) 日程第2 一般質問を行います。 
  吉田敏郎議員の質問を許します。 
  吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 
  私の質問は1項目です。 
  市街地(西地区)の土地利用等についてであります。 
  町は、人口減少問題の取組みの中で、新たな支援対策として緑町公営住宅団地跡地に第1期の戸建て住宅地の分譲を実施いたしました。今後、第2期分譲宅地開発、緑町生活館の取壊し、将来の現車両センター跡地の宅地化に併せて同街区内に多様化した住民ニーズに対応できる機能を持つ地域集会施設を整備する構想があります。この構想について、住民へ更に丁寧に説明すべきと考えることから、以下3点質問いたします。 


  1点目、地域集会施設のあり方について住民の意向確認を実施しておりますけれども、どのように把握していますか。 


  2点目、多様化した住民ニーズに対応できる機能を持つ集会施設とはどのようなものでしょうか。 


  3点目、車両センター用地についてどのように考えていますか。 
  以上3点、1回目の質問といたします。 
○議長(広瀬重雄) 吉田敏郎議員の質問に答弁を求めます。 
  宮西町長。 
○町長(宮西義憲) 吉田敏郎議員の御質問にお答えをいたします。 
  市街地(西地区)の土地利用等についての1点目、地域集会施設のあり方について住民の意識調査をどう把握しているかについてであります。 
  西地区における地域集会施設は、西25号道路から西側を一つの区域とすると、緑町生活館と西地区コミュニティセンターがあります。この2つの施設はともに昭和56年以前の建築であり、老朽化と耐震化などの解決を図る必要があります。そのため、現状と課題、集会施設に求める新たな機能、そして機能統合などについて当該町内会や運営委員会の役員の方々に、町の方針を個別に説明しているところであります。 
  現在、この2施設を利用している6つの町内会のうち4町内会へ説明が終わり、今月中に残りの2町内会への説明を終える予定であります。 
  次に、2点目の多様化する住民ニーズに対応できる機能の集会施設はどのようなものなのかについてであります。 
  西地区における2施設を統合するとした場合に想定する機能の概念は、地域活動の拠点機能はもとより、現時点で想定する地域の危機管理対策機能、そして将来展望に立ったコミュニティ機能を備えるべきと考えております。 
  例えば、災害時の一時避難所としての機能や、子供たちが集い、子育て世代が集う機能、高齢者が集い、健康増進が図られる機能などが考えられます。さらに、西地区が持つ地域特性の新たな定住対策とも整合性が図られる機能創出などであります。 
  次に、3点目の車両センターの用地についてどのように考えているかについてであります。 
  芽室町全体の土地利用の観点から、平成25年3月策定の芽室町都市計画マスタープランでは、現在、車両センターのある土地は土地利用検討ゾーンと位置づけております。現況を申し上げますと、芽室西小学校西側の位置にあり、都市計画の用途地域区分は準工業地域で住宅地に隣接しており、大型車両が頻繁に出入りしている現状であります。そのために、土地利用の基本方針としては住工混在の、住宅地と工業地の住工でありますが、住工混在の解消を図るべく用途地域を再検討すべきゾーンと考えております。 
  以上、答えといたします。 
○議長(広瀬重雄) 以下、質問を認めます。 
  吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) まず、1点目について再質問いたします。 
  今回のこの構想につきましては、初めて統合ですとか、今まであったものを減らすとか、そういう政策であります。やはり今まであったものを減らすということは、そこにお住まいの住民の方にとってはマイナスの要素が非常に大きいことだと思います。そこで、私この通告文にも書いてありますけれども、更なる丁寧な説明が必要ではないかと考えております。 
  もともとの予定では25年度に計画を策定して26年度から実施というような計画、構想と把握しておりますけれども、これが前倒しになった背景といいますか、なぜそういうふうになったのかということについて簡単に御説明いただきたいと思います。 
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。 
○町長(宮西義憲) まず1点目、前段で御質問がありました、例えば統合とか減らすということはマイナス要因だという御指摘であります。これは既成概念でいけばマイナス要因という御指摘も否定はできないと思います。ただ、私たちは時代の変化、きのうも何回も御質問の中でいろいろ議員の皆さんともやりとりさせていただきましたけれども、私たち行政というのは硬直化を持って進めていくことにはならないわけでありまして、時代の変化、それから地域社会の変動、こういうものをどう捉えていくかと、これが非常に重要な行政振興の要素だと思っています。そういう意味では、今回、芽室の西地域のあの緑町の公営住宅の老朽化に対する対策、これを実施したとき、これはあそこにいるお年寄りの皆さんに町の中に住んでいただこうということから始まりまして、センターシティ構想ということで、JAのもとの事務所の跡地に移転していただいた。そのときから、実はこの辺の問題については予測は町もしてございまして、そのときに新しい西地域づくりをどうやってやろうかということを段階的に考えていたところであります。まず前段そのことを御理解いただきたいと思います。 
  その中で、確かに最初の1期工事をやってみなければその反響はわからない、反応も図れない、それから少子化時代を迎えるということはそのときからずっと私たちの頭にはあったことですから、そのことを考えますと、西地域の宅地分譲の反応がどうなのかということは大変大きな行政課題でもありました。1期目の工事をやってみましたら、これが予想以上の好反応でありまして、私たちが分譲した地域以外の地域をいつやるんだという声が出てきたり、あるいは私たちが公共のあのゾーンを実施したことによって、周辺の民間の空き地に対する問合せが増えているという反応が出てきたり、いろいろと好影響が出てきておりますので、今経済も回復していますから、この時期にもっといい改革を、前向きの改革を、そして将来に向けた改革をと、こういうことを考えたのがまず2点目であります。 
  それから3点目には、先ほどお話ありましたけれども、これから集会施設などの統合化が初めて出てきたという御指摘ですが、これは議会の皆さんも施設の長寿命化計画、あるいは公共施設の適正管理計画の学習をされているから御存じだと思いますけれども、これから今までの数をそのまま維持していくということはできない時代、これは全く私たちもそのとおり受けとめてございまして、それをどう考えていくのかという、今回は1つの大きな試金石になると、こんな考え方に立っているところでありまして、地域社会にはその考え方をしっかりと説明していきたい。このように考えております。 
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) 私も一般質問で地域集会施設再整備のことを質問した経過もございます。そのときの主な内容は、統合ですとか、集約を進めて住民ニーズに応えるべきだと。そして、そのとき私一緒に言ったんですけれども、ただそれは早目に住民に説明して、御理解をいただいた中でしっかりとした計画、統合とか集約とか、財政の立場に立った、将来を考えた計画を説明すべきだというようなことを議場で言った記憶がございます。 
  今回、方向的には間違っていないやり方だと私は考えておりますけれども、実際に今御利用されている方で、ちょっと困るんだというお話もあるのではないかと思っております。そこに対して今よりももうちょっと説明を丁寧にすべきと。 
  そこでなんですけれども、つい最近、半年以内で行政側からの説明と今受けている説明はちょっと違う説明を受けたというようなことを把握しております。住民の方は理解していただいているのかというところなんですけれども、その辺についてはどう、把握されているのかお聞きしたいんですけれども。 
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。 
○町長(宮西義憲) できるだけ具体的にお答えしたいと思っているものですから、ちょっと抽象的で何のことかよくわからないので、できれば具体的に指摘していただければ具体的にお答えできるかなと思います。 
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) 失礼いたしました。 
  緑町生活館の取壊しに当たって、近くに建替えをするというように住民の方は理解しているようであります。しかし、今役場側の説明では、緑町生活館は壊すと。そして、その間、代替として西町コミュニティセンターを使っていただきたいと。そして二、三年後のうちに別な場所に新たな集会施設を作りたいという御説明なので、ちょっと話が違っているのではないかというところでございます。 
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。 
○町長(宮西義憲) 趣旨は分かりました。私たちはよりよいものと、そして、今回状況が変わってきましたから、その変わってきた状況に対して、緑町の最初の1期工事計画、分譲のですね、あの範囲だけでものを考えていていいということにはならなくなってきている背景、それを御説明させていただいて今理解を求めていると、こういうことでありまして、状況の変化に応じた対応、それをどう作り上げていくかということを地域の皆さんと話し合っている、こういうことであります。1回目でお答えしましたけれども、6町内会の皆さんとお話をしまして、4町内会の皆さんにはもう分かったよということで御承知もいただいておりますし、私たちはマイナス要因になることはできるだけ避けたいとは思っております。そして、先を見て、将来展望に立って、皆さん方にとって一番利便性の高いものはなにかと、そういう観点に立ちたいと思っていますので、今まで1か所ではやれなかったことを統合することによって実現していくような、そんな内容に切替えていきたいということは先ほども申し上げたとおりでありますけれども、そんな観点から説明をさせていただいている、こういうことであります。 
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) よく分かりました。 
  あと、今回の説明の内容でございますけれども、地域の生活館といいますか、この地域集会施設というのは西地区だけではないわけでありまして、築年数の古いのは町内に何箇所もございます。それをある程度統一した考えといいますか、1つのきちっとした流れの中で順次統合なり再整備をされていくと思うんですけれども、その計画についてはまだ完全にはできていないと。秋ごろには公共インフラの白書といいますか、維持とか整備計画、芽室町全体の計画ができ上がった段階で改めてということなんですけれども、私はそういうものが全部できてからやってはどうかと思うんでございますが、先ほど分譲を進めたいというお話もございますけれども、その辺については今どう思われていますか。 
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。 
○町長(宮西義憲) 最初に、先ほど私4つの町内会の皆さんに理解していただいていると申し上げましたけれども、そのうち1つの町内会については、壊すのはオーケーだけれども、西コミュニティセンターの利用についてはもう少し話合いを継続しようと、こういうことになっているということを最初に申し上げておきたいと思います。 
  それから、御質問がありましたとおり、確かにそれができ上がってから進めていく、これはタイミングとしては最高だと思います。ただ2つ要素があります。1つは、公共施設の数というのは、現在の行財政事情、これから行きますと、今後あの高度経済成長期にどんどん作ったものをそのまま維持管理はできないと、これは全国どこの自治体でも同じでありますし、国も同様であります。これは道路や橋も含めまして公共施設に対する考え方は全部そこへ行っておりまして、それでないと自治体はもうもたないと、こんな時代でありますから、したがって、私ども今9月に完成させようと思っております、先ほども申し上げました公共施設の適正管理計画、あるいはアセットマネジメント、あるいは長寿命化計画、これはみんなそっちの方向であります。ですから、基本的な方向は1本そっちへ流れていますので、これはうちの町も変わらない。今から変更するという要素もない。こんな背景にあることがまず1つであります。 
  加えまして、じゃ、これができるまで待つということも1つの手でありますが、これは今年の9月に作ります。そして1つの方向は決まっていますから、その方向に乗っかって今の西地域の現状を当てはめたらどういう発想になるか。今回はその観点に立って、一部先取りしたような形でありますけれども、この方向性に沿った新しい地域コミュニティ施設のあり方を模索してやると、そういうふうに考えていただければと思います。 
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) 行政は実施するに当たってある程度思い切った決断とタイミングというのは大事だと思います。 
  続きまして、2点目の、今町長のお話にもありました、新しい住民ニーズに対応できる機能を持つ集会設備というところの話に移りたいと思います。 
  避難場所ですと防災の機能を持ったものですとか、複合的な機能を持ったものという御答弁をいただきました。まず防災という点でございますけれども、現在の西の町内会の最終的な避難場所は西小学校と認識しております。そして、一時避難場所はまちなかにある小さい公園が一時避難場所になっていて、まずは公園に出て、その後は最終的には西小に行っていただくというところの中で、今度西地区の集会施設に防災の機能を持たせるということなんですけれども、それは西小があるんだけれども、まずは近いところに行ってもらうというような、そんなような観点でよろしいんでしょうか。 
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。 
○町長(宮西義憲) まず御理解いただきたいのは、災害というのは、例えば地震災害もあれば大雨災害、いろいろ種類がたくさんあるんです。実際には西小学校が一時避難所ではなくて住民の皆さんの避難所という想定は持っておりまして、そこを皆さんに利用していただくようなことで進めております。ただ、これからの時代は高齢化社会がさらに進展するということになりますし、援護の必要な方々もたくさんいらっしゃることを考えていきますと、本当に最も避難しやすい場所はどこなのかだとか、そして避難したときに長期的に避難する場所と短期的に避難する場所だとかという選択肢も多様性を持って考えていかないとだめな時代であると、私たちはそう思っています。ですから、今防災計画にこうやって書いてあるから、今やる新しい、例えばコミュニティセンターにその機能を持たせた方が地域の皆さんの利便性が高くなるよなということであれば、防災計画はどんどん変えていけばいいわけでありまして、そういう観点に立って、これからは地域の施設づくりの中で、そういう観点も持込んでお話合いができるかということは、私たちも考えているつもりでおりまして、今防災計画にあるからそれが絶対ということではなくて、さらに利便性の高いものは何か、さらに命を守るために効果的なのは何かと、そういう観点に立っていると、こういうことであります。 
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) あと、今度は西地区には分譲で新しく若い方もお住まいになられるようですし、子供たちが集い、子育て世代が集えるような機能ですとか、高齢者が集って健康増進が図れるような機能などのことについてはもうちょっと具体的にお考えを聞かせていただきたいと思います。 
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。 
○町長(宮西義憲) 今、ここで余り具体的に、具体的にといって、町長、議会でこうやって言ったんだよな、やらないんだよなということに結果としてなっていってしまうと、ちょっと誤解されては困りますけれども、今申し上げているのは、そういう概念でやっていきますということを申し上げているんです。ですから、西地域でそれをやりますということを申し上げているのではないので、ちょっと誤解しないでいただきたいんですが、その場所場所に応じてコミュニティセンターの、あるいは地域集会施設の個性というのはこれから変わっていってもいいと私たちは思っているんです。ですから、そういう中でどんな機能を発揮するかというのは、やっぱり地域に合った機能を発揮すべきだと、そういう意味であります。 
  それで、子育ての話、子供たちが集い、子育てする皆さんが集うというようなお話をしたのは、これは何かと言いますと、やっぱりあそこに作ったところには若い皆さん方が入居されるという、そういう傾向が極めて高いわけでありますから、そういたしますと、ただの地域集会機能だけではなくて、要するに会議をやるだけの機能ではなくて、地域の皆さんが子供を連れて、あそこへ行って遊んだら安心なんだよね、そんな機能が加われば、これはさらに地域の皆さんの子育て機能をステップアップさせることにもなりますし、昨日も一般質問で出ておりました、地域の子育て活動、それにも資するということも考えますと、それはやっぱりあるべきではないかと、こういうことがまず1つであります。 
  同じことは、これからの高齢化社会に向けた中でも言えるわけでありまして、お年寄りの皆さんを地域みんなで支えていこうという時代でありますから、そのときにそういう施設がないと機能発揮ができないということもありますから、今西地域にそれを作るんですよという意味で説明しているのではなくて、これからの公共施設づくりはそういう地域社会に一番合った概念に基づいてやっていくと、それが地域づくり、あるいはコミュニティセンターと関わった地域社会の活動推進と、それに資するだろうと、こういう発想であります。 
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) 機能について大まかな考えは分かりました。 
  あと、そこに行く手段ということが大きな課題になっているんではないかと思うんです。私ちょっと自分の車のメーターで距離を測ってみたんです。国道38号線から、西地区コミュニティセンターまでの距離ですとか、遠いところで七、八百メーター、近いところでも五、六百メーターあるんですよね。それで、買い物を含めて、町内の高齢化に伴っての交通弱者をどうするのかというのがあるんですけれども、やはり住民の声の中には、遠くなったらもう行けなくなっちゃうとか、遠くなってもみんなで乗り合わせて行けば何ともないという声もいろいろあるんです。ただ、やっぱり行きたいんだけれども行けなくなっちゃうとか、そういう方がこれから増える一方ですから、今すぐとは言いませんけれども、やっぱりある程度考えていくべきかなと思うんですが、その辺についてのお考えはいかがでしょうか。 
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。 
○町長(宮西義憲) 地域集会施設との直接的な関わりという問題とはちょっと外れるのかもしれませんが、今のような問題は、私たちもこれは地域社会の大きな課題だと思っています。例えば公共施設、地域施設、こういうものが移転されたからという課題、それがゆえの課題ではなくて、これからまさしくおっしゃるような方々がもっと多くなってくるんだろうという認識は私たちも持ってございます。その解決策としては、今ここで断定的なことは申し上げられませんけれども、今私たちはコミュニティバス、コミバスも運行しておりますけれども、例えばコミバスのデマンド化だとか、いろいろなことがやっぱり発想としては出てくると思うんです。そういうことも含めてやっていかないと、これから多様性の時代ですから、今おっしゃるような、あらゆる皆さんの一人一人のサービス提供というのは、私たちも一人一人に何かをやってあげたいわけですが、これは現実的には無理なわけで、その中で最大限必要なのは何かという観点に立った選択が必要になってくると思います。そういうときには、今申し上げたコミバスが今の形態でいいのかということも含め、これは俗に言われる買い物難民と言われる言葉もそうですが、こういう皆さん方にどう外へ足を向けていただくかということについては、やっぱりこれからいろいろな発想で対応していかなければならない時代が来ていると、そのようには認識をしてございます。 
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) 2点目については終わります。 
  3点目の車両センターの用地についてでございます。車両センターの用地につきましては、準工業地域ということで住宅地にはふさわしくないというお考えがあるようでございますが、これはちょっと議事録とか拾ってみましたら、もう10年以上前から町の方ではおっしゃっていまして、いまだに車両センターは移転されていないという状況にございます。また、直近では同僚議員が移転どうなんだと言ったら、財源というところで、いろいろ模索はしているんだけれども厳しいんだとおっしゃっておりました。そして、今回のこの西地区の集会施設再整備の中で、車両センターの跡地もできるだけ宅地化の方向で、そして、そのあたりに新しい複合的な集会施設を作りたいような構想があるとお聞きしております。 
  果たしてその車両センター、今回の一連の再整備計画の中の1段階、取壊し、2段階、西コミセンを使う、3段階、車両センターのどこかに複合的なものを作ると、このワン・ツー・スリーの中で、3番目が果たしてクリアされるのかということを私は思うんですけれども、その辺について、今のお考えはいかがでしょうか。 
○議長(広瀬重雄) 吉田議員、車両センターの移転についてのお考えはどのようなことかということでしょうか。もう一度明確に。 
  吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) 今回、住民への説明には、若い人向けの分譲が進んでいると。そしてさらにそれを進めたい。それから、住民集会施設の1つである緑町生活館を壊したいと。その間はっきりは分かりませんけれども二、三年は、西コミセンを使ってもらいたいと。西コミセンも老朽化していますので、折を見て建壊しの方向で考えていると。そのかわりに複合的な設備を、場所ははっきりしないけれども車両センターの跡地あたりに作りたいと私はお聞きしているんです。ですからそのワン・ツー・スリーの最後の部分ですね、車両センターを移転しないと新しくは作れないと私は思っております。もう10年以上前から懸案になっていて、なかなか話は進んでいないと。ですから、そこの最後の部分の状況が変わっているのか、どうなのかということを改めてお聞きしたいわけでございます。 
○議長(広瀬重雄) 宮西町長。 
○町長(宮西義憲) ワン・ツー・スリーというお話いただきました。私たちも確かに車両センターの移転については、課題のある地域だと1回目でお答えしましたが、あの地域を宅地化していきたいなと、こう思っていました。じゃ、車両センターを移転する理由をどうするのかということですが、これは財源確保とのつながりがあります。私たちはあの重機を保存しているその施設の移転に対して、国、あるいは道から財源支援がないかということを徹底して模索を継続していた。しかし、これがなかなか実はなかったと。それで、町が単独でやっていくにはかなりの財源も必要となるので厳しいなと思っていたのが事実であります。ですから10年ぐらいかかっていた。ところが、今回西地域の近隣地域の開発で、先ほども申し上げましたけれども土地の動き、あるいは住宅地化していくことに対する期待感が高まってきていると。ですから、この機会に宅地化を先行して、移転をするという意味ではなくて宅地化をして、したがってこれを移転すると。同じことなのですが、方法が違えば財源が違ってくる。つまり売った土地代を移転の経費に充てると、こういう発想であります。ですから、そういう発想だったらできるじゃないかということになりまして、やっぱり行政ですからコスト計算も今私たちはやりますので、そういう意味で宅地化する。売ったお金で移転ができると、このような見通しが立ったことから、それじゃ、あの地域も、先ほど1回目で申し上げたいろいろな課題がありますので、一気にその課題解決に結びつけていこうと、こういう発想であります。 
○議長(広瀬重雄) 吉田議員。 
○8番(吉田敏郎) 理解いたしました。 
  今度、秋に向けて本町のインフラ、公共施設の全てのものをフォローするのに、今後幾らかかるか、これから維持更新にどれだけかかるかという長期計画の概要が出ると思います。それをもとに今年いろいろなことを検討されると思うんですけれども、町長もおっしゃるように、財政、ほかにも医療費無料化始めいろいろやらなければいけないこともございますので、そこをよくお考えになって、いい方向に進めていただきたいと思います。 
  以上で私の質問は終わりたいと思いますけれども、最後に、住民に対しさらなる丁寧な説明の徹底をお願いいたしまして、質問とさせていただきます。 
  以上です。 
○議長(広瀬重雄) 以上で、吉田敏郎議員の質問を終わります。 
  ここで休憩いたします。 
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