（2004年）フランソワーズ・サガン死去
フランスの小説家。
1954年に発表したデビュー作『悲しみよこんにちは』が大ベストセラーに。
世界22ヶ国で翻訳され、この一冊だけで5億フラン（約364億円)！もの印税を手にしたとされる。
若くして名を挙げたまではよかったが、その莫大な財産に群がる取り巻き連中が後を絶たず、波瀾万丈の一生を送る羽目に。
二度の結婚・離婚、アルコール依存、事故の際に施された薬物治療を期に始まったドラッグ依存、ギャンブルによる散財と度重なる借金・税金滞納……。
日本にも「無頼派」を気取る作家は数多いるが、サガンに比べれば子供みたいなものだ。
成功も挫折も、スケールが違う。
日本で多くのサガン作品の翻訳を手掛けたのが朝吹登水子。
サガンと聞くと、朝吹女史の名がセットで思い浮かぶ。
彼女はまるでサガンの後を追うように、翌2005年に亡くなった。
この件については以前このブログでもちょっとだけ触れたので、参考までに↓
2012年9月2日記事
