銀の人魚の海

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一時保護所

2016-11-27 | 日々の雑感
児童虐待ニュースが増えている。

新聞に、一時保護所、という記事。

児童相談所の付設施設。

18歳未満の子を一時的に預かる。

入所期間は原則2ヶ月を超えない、初めて聞いた言葉だ。

現在、全国135カ所にある。

多い。平均所在日数は三十日弱。

虐待、非行、障害、親の死亡、病気など。

歴史を見ると、戦後すぐ46年から、戦災孤児、浮浪児保護のためから。

48年に児童相談所の付設施設になる。

90年、期間は2ヶ月までとなる。

施設、基本は四~六人部屋。

生活上の制約は多く、場所は秘密。外出は禁止。

通学不可。個人情報の交換は禁止。

すべて安全を守るための制約だそう。

虐待された子は調整が難しく、一年を過ごす子もいる。

厳しい規則の中、長い期間となる。

最近は外国籍の子も増えている。

入所の子は時代とともに変化していて、七十年代後半は、

親の借金で生活困窮から、非行の子も多かった。

八十年代は、家庭内暴力、不登校が増える。

2000年に、児童虐待防止法の施行後は保護数は急増。

しせつが満員で、一時的に面談室に寝かせ、

食事はレトルトカレーを出した。それでも家よりいいという子もいたそう。

記事を読み、虐待がニュースで普通にもなってきている日本の現実を想う。

子供を生む、親になる自覚がない大人が増えているのか?

戦後すぐの状況とは今は違う。

生活困窮といっても、親がギャンブル、遊興に走り、

面倒をみないなど、身勝手な行為が増えているのだろう。

不妊で悩む男女もいれば、四人産めても虐待で死なせる、

そんな現代を表す一つの施設と感じた。

簡単には、無くなることはないだろう。


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