めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

娼年

2006-01-11 18:51:46 | めるつばうのおもうこと
石田衣良。この人の小説も初めて読んだ。 二十歳の大学生がセックスを売ると言う話。 愛欲ドロドロかというとそんなことはなく、淡々と話が進む。 最初の場面と終章間際が繋がってくるとは思わなかったが この話がどこかもの悲しいのは、主人公の立ち位置か。 誰にでもおそらくあるのだろう、自分はここではないという感覚。 本来の居場所はここではない。 だからといって希求する場所がどこであるかは解らない。 だから . . . 本文を読む