めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

脳はなぜ「心」を作ったのか

2005-08-09 19:11:21 | book
前野隆司。
さてこの理屈は納得できる部分もあるけれど
ちょっとどうなの?と言う部分もある。
まず、「私」というものは錯覚の産物で
単純に起こった事象を受動的に感じているだけの”自分”というもの。
バイディングという、人間の意識活動すべてをコントロールしている
”自分”はなくて、小さなシステムが自動処理を行っているのを単に
感じているだけという。
そして、それを自分が自らの意思で行っていると錯覚させるように出来ている。
ペンローズの量子脳理論のような大仰なモノは必要ない。
本当に小さな”私”という制御機関があるだけ。
納得できる部分と、ええ?じゃその自動処理をしているシステム達は
どのように出来ているのだろう?と言う疑問。
自分が自分であることは”私”の問題ではなくその”小さなシステム”が
行っているだけというのはなんだか納得できない。

しかしながらある意味でのパラダイムシフトを感じさせてくれた。


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