三島の書生などをやっていた人物。『剣と寒紅』で三島と同性愛関係にあったと
自称しているがその真偽は知らない。現在この本は入手が出来ない。暴露本という
位置づけのせいか、内容に問題があったか。三島が福島に抱かれる場面などもある
らしい。
今回『蝶のかたみ』と『バスタオル』を読んだ。
『蝶のかたみ』はゲイの老人の哀しさが主題となる。そして主人公(福島自身)と
その弟、そして家族などの周辺事情が語られている。
兄弟そろってゲイという設定。外では派手に、しかし実態は粗末な弟。
主人公の兄は教師を定年退職し、今でもひた隠して生きているゲイ。
年老いていった同性愛者の末路はどうなるのだろう。家庭。子供。
中山可穂の小説に年老いたレズビアンカップルの話がある。こちらは中山節。
まっすぐだし、老後の哀しさのような部分はすくない。
ちょっとオトメチックはいってないかい?と言う出来だ。
年代が違うからだろうけれど、福島は陰鬱だ。
『バスタオル』は正直後味が悪かった。ゲイであることの自己否定満載。最後のオチも
結局全否定。時代性もあるだろうけれどそこまでならなくてもと思う。
ゲイを美化するつもりはない。かといって蔑視するつもりもない。
だからこの小説を読んだとき、うざったいとおもった。そして文体がどうにも
馴染みにくい。あまりに私小説すぎる。
どちらにしても、そのバスタオル使いたくない!それ以前に1年も洗わないなんて
常識外。つーかこの設定自体無理がある。笑ってしまった。
自称しているがその真偽は知らない。現在この本は入手が出来ない。暴露本という
位置づけのせいか、内容に問題があったか。三島が福島に抱かれる場面などもある
らしい。
今回『蝶のかたみ』と『バスタオル』を読んだ。
『蝶のかたみ』はゲイの老人の哀しさが主題となる。そして主人公(福島自身)と
その弟、そして家族などの周辺事情が語られている。
兄弟そろってゲイという設定。外では派手に、しかし実態は粗末な弟。
主人公の兄は教師を定年退職し、今でもひた隠して生きているゲイ。
年老いていった同性愛者の末路はどうなるのだろう。家庭。子供。
中山可穂の小説に年老いたレズビアンカップルの話がある。こちらは中山節。
まっすぐだし、老後の哀しさのような部分はすくない。
ちょっとオトメチックはいってないかい?と言う出来だ。
年代が違うからだろうけれど、福島は陰鬱だ。
『バスタオル』は正直後味が悪かった。ゲイであることの自己否定満載。最後のオチも
結局全否定。時代性もあるだろうけれどそこまでならなくてもと思う。
ゲイを美化するつもりはない。かといって蔑視するつもりもない。
だからこの小説を読んだとき、うざったいとおもった。そして文体がどうにも
馴染みにくい。あまりに私小説すぎる。
どちらにしても、そのバスタオル使いたくない!それ以前に1年も洗わないなんて
常識外。つーかこの設定自体無理がある。笑ってしまった。
収録作品は『蝶のかたみ』と『バスタオル』です。