グロテスク

桐野で以前に読んだもの。
偶然ネットで殺人事件に関する情報を集めたサイトで東電ＯＬのこの事件が
載っていた。
読めば読むほど、不思議な。あのあたりは良く知っている場所でもある。
まさか、こういった人物が徘徊しているとは想像もしていなかった。
たしかにエリアとしては渋谷から神泉への円山町あたりだから、ラブホも
多いし、いかがわしい部分もあるかと思っていたが。
ただ、円山町あたりは”健全”なラブホ街だと思っていた。
なんせ、明るい。昼間、若いカップルが”あ、ここがいいよ、ここにしよ”
という感じ出ずいずい入っていく。
上から眺めていると「いやーみんな元気があってよろしい」と思ってしまう。
※なぜ上からかと言うと知り合いの事務所がその当たりのマンションの上だったから
昔は芸者も居たときいたことがある。
しかし、やはりどこかに昼日中には見られないなにかがあるのだろうか。
そんな事を思う。
よっぽど新宿の方がダークな感じがする。
しかし、闇は誰の中にもあり、どこにでもある。社会生活をしている人たちは
気が付かないふり、見ないふりをしているだけのこと。
一線をこえるなんて仰々しくすらない。
ただ、こことあそこの差。

それは楽しいことだとも思う。