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「旧小机領三十三所観音霊場巡り」にチャレンジ中。とはいえ、巡ることができるのは土日に限られるし、用事のない合間を縫ってでかけるのだから、なかなかはかどらない。最初は徒歩でと始めたものの、総距離数100キロだから、徒歩の辛さとあいまって、次はバス、次は電車とエスカレート。27日の日曜日には午後用事があったので、午前の2時間を有効利用しようと、ついに原付バイク利用となった。とにかく行けるところまでいってから引き返そうと考えて、地図を見てもなかなか判らない、25番札所・世尊院(緑区北八朔町)へ向かった。むやみに走って、結構遠回りしたかなと思い始めた頃、一面の梨畑の向こうの山の麓に幟が見えた。近づくと、いやに人が多く、楽しそうに歓談したり食事したりしている。聞けば中回向で法事のあと午後いっぱい演芸大会をするのだという。これも12年に一回、子年観音にあわせて行われる檀家総出の行事かつ総出演だという。次に26番札所・観護寺(緑区小山町)へ行くと、ここもまた人だかりがしている。すると荘厳にも笙の音が聞こえる。本堂の斜め前に舞台をしつらえて今まさに雅楽と舞いを奉納するところに来合わせた。子供が走り回り、おばちゃんが声高に会話する中での舞いだから、少々観客に緊張感は足らないが、なかなかお目にかかれないものを鑑賞させてもらった。思えば、13日の小机城址まつり、19日の双盤念仏、27日の雅楽。この観音巡りもお得でワンダーランドなイベントだと心底思った。ミナトばかりが横浜じゃないと、今は鬼籍に入ってしまった郷土史の大先生がいっていた。本当に目を向けるべきは身近なものなのだろう。まつりの原点はすぐ目の前にあるのに気付いていないだけなのだ。ところで、なぜお寺で雅楽か?といえば、毎週水曜日の夜に観護寺で稽古をしているからだという。関心を持たれた方は見学に行ってみよう。
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