日本の猫は、漁村部に多く見受けられ、魚類を好物とすると何かの本で読んだ。以来、海辺にウロウロする猫が気にかかる。浜離宮にも、猫がいた。それも三毛の子猫だ。昔だったら、三味線屋に捕まるぞ!といって、人目のつくところに出てこないよう、追いかけたものだ。なぜ、三毛猫が三味線の胴皮に必要かというと、三味線の胴皮は猫皮を用い、オスよりもメスの方が鳴りが良く、そのために高く取引されるのだという。三毛猫は遺伝の関係でほぼ100%メスなのだ。おかげで一時期は町から三毛猫の姿が消えるところまで絶滅しかかった。当時、猫は内外出入り自由のいわばノラ猫と同じような飼い方をしていたが、失踪事件が頻繁に起こるようになって、ついに三毛猫を屋外に出すことができず、家猫化した。すると今度は犬が標的となった。小型犬の失踪である。犬は猫とは違う皮の取り方がされ、猫と見せかけるために付け乳=オッパイマークを付けるなどして三味線を売った。
とにかく、この三毛猫。どうも、人から餌をもらっているようで警戒心が弱い。気を付けてね、子猫ちゃん。また、元気にお会いしましょう。
とにかく、この三毛猫。どうも、人から餌をもらっているようで警戒心が弱い。気を付けてね、子猫ちゃん。また、元気にお会いしましょう。
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