散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

工場見学:森永製菓鶴見工場

2011年12月25日 | ☆横浜じゃん

いつ行ってもワクワクするのが工場見学だ。
子どものころは、まだまだ今のように工場見学のための設備をもった工場がなかった。
今では、フジテレビ「潜入!リアルスコープ」とか、テレビ朝日「シルシルミシルさんデー」とか、テレビカメラを通して、一般見学では見せてくれないところまで、茶の間でだれでもが見られるようになった。
そのせいなのか、それとも東日本大震災を契機として、工場見学を取り止める企業が増えた。

しかし、いったんは中止していたものの、見学を再開した「森永製菓鶴見工場」に行くことができた。
さすが明治32年に創業して以来、国民的お菓子メーカーとして愛され続けられているだけあって、地味な取り組みであっても合理化せず、人間的であることがうれしい。

まず、キョロちゃんがお出迎え。


エンゼルホールと呼ばれる大きな講堂に順に並んで、工場の案内と広報ビデオを視聴。


一人一人のテーブルの上には、ココアの入った紙コップ、工場見学のしおりと製品のできるまでの解説パンフ、パラリと広げると頭全体を包む帽子になる青いものが置かれている。


ところで、明治32年にアメリカから帰国した森永太一郎翁は、まず2坪の工場で洋菓子をつくりはじめた。
「エンゼルフード」と呼ばれるマシュマロをよくつくっていたので、エンゼルマークを考案し、明治38年に商標登録した。
大正3年に、当時バラ売りだったキャラメルを紙箱に入れ、ポケット用ミルクキャラメルとして発売したところ大ヒットとなった。
これが、森永製菓を全国銘柄に押し上げた。
語ればいろいろとあるが、それは工場見学をしていただいて、工場の壁に展示された年表を見ると感心することしきりだ。
ちなみに、鶴見工場は大正14年にできている。
主に生産するチョコレート、ココアの原料カカオ豆が横浜港で扱われたことに関係がありそうだし、鶴見区がブラジルやハワイに移民する人々の船待ち場所だったこともあながち無視できない。

全行程90分の工場見学を終えると、お土産をくれる。
今回は、ココアとハイチュー(見出し写真)。


別にお土産を買うように、エンゼルショップという売店棟があるものの、別段強制するようなことはしない。
でも、不思議なもので、せっかく来たからとお土産を買い込んでしまう。
非売品のキョロちゃんグッズがショーケースに並んでいて、チョコボールの人気を物語っている。
惜しむらくは、鶴見工場のみの特別商品とかパッケージがないのか、あるいは目立たないこと。


前庭に座っている森永太一郎像に一礼して、工場をあとにした。


見学方法は、「森永製菓公式ホームページ」←ここをクリック、に詳しい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 正月準備・築地場外市場 | トップ | 「横濱一品香」福富シェフの... »

コメントを投稿

☆横浜じゃん」カテゴリの最新記事