大人気の大統領。

「世界一貧しい大統領」と呼ばれた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が来日して大フィーバーとなっていますね。昨日は紀伊國屋書店新宿南店で自著『ホセ・ムヒカ　世界でいちばん貧しい大統領』（角川文庫）の記念サイン会が行われました。一昨日は広島の原爆資料館を訪れ、「科学が人間にどんなに悲惨なことを教えるかを知り、倫理観のない科学がもたらす悲劇も知った」と言った内容のコメントをされています。
また、大きな経済発展を遂げた日本の功績に触れると共に「それで日本人は幸せなのか？」と言う感慨深いコメントも残されました。アマゾンでは、このホセ・ムヒカ前大統領に関する著書は一時的に品切れとなっていますがこのホセ・ムヒカ前大統領の人気の秘密は何なのでしょうか・・・

その内容についてはいろんなサイトで紹介されていますので今更詳しく書く必要はなさそうですが、少しだけ触れてみたいと思います。

何と言っても、大統領時代の収入でしょう。給料の９０％を寄付し、自身は日本円にして一月１０万円ほどで生活していました。国民の幸せだけを考え我が人生を歩んでいく姿は世界一愛される大統領で間違いないでしょう。世界で初めて麻薬の大麻を合法化したのも密売の撲滅の為で、常習性の高い危険な麻薬を流通させずに管理できれば・・・と国民の事を気遣っているのが見てとれます。

日本の政治家が全てムヒカ前大統領の生き方をしていれば、日本は“すごい国”になるでしょう。しかし現実は・・・トホホです。もし世界中の政治家に「ムヒカ前大統領と対談して下さい」と言ったら、答えは「ノー」でしょうね～^^;