6月8日その②
北アルプス爺が岳の南峰直下で4月上旬~5月中旬にみられる雪形は
どうも'安曇野地方'に米作りの種蒔きを知らせたらしい。
では、春が遅れる大町以北の昔の人は『種蒔き』時期の目安を何にしていたの?
ありました。もう一人の種蒔き爺さんです。
見えました! 『南の種蒔き爺さん』に遅れること半月後、4月下旬~6月上旬に同じく南峰直下の右手側に『北の種蒔き爺さん』はみられます。
比較すると小柄だがクッキリと。南のそれは巨人にも見えて、ドッシリ感だ。
爺さんの雰囲気は北に軍配かな。
北アルプス眺望が見事な大町市鷹狩山の東麓の唐花見(からけみ)湿原。
ここでコナシやベニバナイチヤクソウが咲く頃から・・・が爺さんの見頃。
※だが、何と今の時期の雪形は鍬を担いだ姿に変~身!
唐花見湿原からさらに尾根づつたいの道を南へと2キロ進めば大峰高原。
この頃こちらのレンゲツツジが満開(今年は先週ぐらいかな、
昨日行くとピークを過ぎていた。)となる頃でもある。
『爺が岳』山名の由来は『北の種蒔き爺さん』のようである。
今夜も大気が不安定で雷雨が激しく、水車小屋の屋根をたたく。
レンゲツツジも満開を過ぎ、鍬を担いだ爺さんとともに雨に流されそうな勢い。