重く大きく存在感があります。
辞書の編纂に関わっていく
三浦しをんの「舟を編む」、
サンキュータツオの「国語辞典の選び方」を
読んで辞書に興味は持っていました。
このドカンと大きい広辞苑を買うきっかけになったの
は、「広辞苑大学」の参加でした。
3月半ばに開催された広辞苑大学で
興福寺 多川貫首の話では、
落ち着きのある声、お話にずっと聞いていたくなり
朝日新聞「声」編集長の話は時間がたつのを忘れるほど、おもしろかった!
そしてまた、言葉の面白さを感じたのでした。
広辞苑を読むとあまり知らなかった言葉に
出会います。
元々ボキャブラリーが少ない上、最近は言葉が出てこない
私にとって言葉の発見が面白く新鮮です。
その言葉、使ってみたくなります。
もうひと昔前、親戚のおばさんから
結婚お祝いに貰った、季節ごとに揃った
日本大歳時記も出してきました。
じっくり読んでみて、日本の言葉の響きの良さ、趣きを
改めて感じています。
この日本大歳時記 は昭和57年発行になっていますが
その中の「春」を見ていて30年以上前は四季も
はっきり分かれていて気持ちがいい春を
迎えていたんだろうな、と思います。
いきなり春を通り過ぎてしまう今の季節感。
歳時記だけでも、しっくりと春を感じていたいものです。