素晴らしい写真家、港さん

　昨日、ぼんやりとピアノの横に置いてある卓上カレンダーの写真を眺めていた。

「和歌山県　橋杭岩とオリオン座」の見事なまでの美しい写真。何度観てもうっとりするし、飽きない。横には２００７．９月のカレンダーがそのままだ。

　そう、一昨年の初リサイタルがきっかけで、パリ祭専属カメラマンになった奈良のアマチュア（というよりほとんどプロよ！プロ！）カメラマンの港氏の写真。一年分のカレンダーを送ってくださったが、私は何よりも星が好きで、月日が流れてもずっと２００７。９月のままだ。もちろん、その後もメルアドをお知らせした人には全国を旅して撮った見事な写真（花・お祭り・太陽・夜明けetc.）を生中継のように速攻パソコンへ送ってくれる。とてもマメな方で、そしてとことん写真が好きで生きがいなんだと思う。

　ふと、思いつき、携帯メールで「このお気に入り写真をもう少し大きいサイズでカレンダーなしで欲しいんです。ラミネートか額に入れて飾りたいので。」と頼んでみた。１分と経たないうちに「土曜のパリ祭でプレゼントします。」と返事がいくつかメールのやりとりの後、いくつかピックアップしたのをパソコンに送ってくれた。どれも言葉にならないほど美しい

　「こんな凄い写真が撮れるなんて、並外れた感性以外にも、強靭な体力と忍耐力をお持ちなんですね。でも、この写真が撮れた瞬間に全てが報われる、至福の瞬間でしょう。橋杭岩には特に思い入れがあるんですね。」

「女房殿と３５年前に結婚した後、橋杭岩を旅した際、ここが星も日の出も素晴らしいと知りました。ここが私の写真の原点です。是非、一度訪れてみる事をお勧めします。」

　やっぱり原点だったんだ～＾＾。パリ祭の打ち上げの時にプレゼントして下さるだろう。すっごく楽しみこのブログに写真をアップする方法も聞かなくちゃ！

　それはそうと、早く私もこの目で満点の星空を眺めてみたい。人生のパートナーと…、えっ

めざましテレビ

　朝起き掛けに何気なくつけためざましテレビ。以前は毎日放送ラジオ番組、「ありがとう、浜村淳です」を欠かさず聴き、ひとりで笑いながら朝の掃除洗濯をしていたが、どういう訳か、ラジオに凄い雑音が入り始め、泣く泣くテレビ派になってしまった。映像を観てしまう為、朝の段取りがスローになってしまうのが嫌だが。

　今朝のリポートを観て１分と経たないうちに感動の涙…。

　私が去年から寄付会員となって、パリ祭収益金を少ないながらも寄付させてもらっている「日本熊森協会」と全く同じ姿勢で個人レベルで実行している人がいた。

　失われていく自然を取り戻す為に、木を１本１本植えながら地球を歩いている活動家ポール・コールマンに１年間同行し、その後ひとりで日本中を歩き、学校で子供達と木の苗を植えたり、各地で講演をしたり。テレビでは賛同者なのか、数人のグループになっていた。名前は中谷さんという３０？前後の男性。基本は野宿ーー；。食費は月６千円で１日使えるのは２００円！凄すぎない？？普段はオニギリをほお張るのがやっとのようで、たまに心ある方のお宅で泊めてもらったりもするようで、テレビでは夕食をご馳走になっていたが、同行者の女性が何度も「美味しい！美味しい！」と言っていて、中谷さんの目が潤み、暖かい一夜のもてなしに感動している表情が…こんな素晴らしい人ってあちこちにいるんだなと思った。ドキュメンタリーで各テレビ局に取り上げて欲しいと思う。幼稚なバラエティ番組なんてもういらないから！

　パリ祭の今年の会場は有馬富士ホール。この自然の山だって、私達一般人からみれば昔と変わらない健全な山に見える。でも自然破壊は猛スピードで進み、私達の目でも分かる位になった時には既に手遅れだ。専門家に言わせれば今でも手遅れらしいが。

　最近めざましにハマリ、私の朝がスローに流れている…

いかんいかん！やらなあかん事が山積み