
昨日は、フルフルの相棒である喜久美さんに半年前から声を掛けられていた、姫路市のイベント『心の祭』の日であった。彼女は4度目の出演で、私は今年が初めて。姫路となると、まずは中間地点になる福崎の彼女んちにマイカー

を止めて、彼女の車に乗り換えるので、会場に着いても地図でいったいどの辺に自分が位置しているのかが皆目分からないのだ。観月祭ライブの時もそうだった。5月の新北京ランチコンサートもしかり。

今回は古い家屋を改築して、町家として地域に開放してはる『大野邸』でのライブで、着いてみると、三田本町商店街にある秤屋を改築して地域交流の場として開放している『縁』をもっと大きくした感じで、非常によく似た雰囲気である。落ち着くなぁ~

でも、さ、さ、寒いぜよ

朝8時半に三田を出て、会場には10時頃到着。相棒の音響機材と私のエレピを降ろして舞台にセッティングし、音のバランスをチェックしただけでそそくさと2階の控え室へ。ここも、寒かった

熱いお茶が欲しかったが、人手不足のようで誰も気づいてはくれなかった

ガタガタと震えながらの1部の演奏(歌声30分とミニコンサート30分)を終えて再び控え室へ。ちょうどお昼どきだ。お弁当と熱いお茶

と、なんと電気ストーブが運び込まれて、途端に幸せ気分になった


古くてやたらとデカイ家屋なので、ほんま冗談抜きの寒さで、最初ストーブがないのは予想外であったが、フカフカ座布団の上以外に体をずらせない状況であったから、お昼休憩からはやっと普段の自分に戻る事が出来た

お腹がホカホカになり、いい心持ちで2回目の舞台へと上がると、広い和室に敷き詰められた座布団にびっしりとお客様がおっちんしておられる

さっきよりむっちゃ多いやん


そして始まった歌声タイム

全員が大きな声で歌いはること

歌いはること

まぁ、遠慮のないこって

老若男女、音程もしっかりとれていて歌がユニゾン(ひとつの音)に聴こえるではないか。素晴らしい

相棒と、『このお客様たち、このまま来年スタートする童謡・唱歌教室に来て欲しいよなぁ~


』と思わず口走ってしまった。
私たちの合間のお喋りも実にラフで、緊張感も全くなく

会場はいつの間にかほっかほか

『瀬戸の花嫁』の楽譜を探してるうちにバサバサと楽譜を落とした私は、間の抜けた声で『ちょっと、まちや~。』と言いながら『アハハハ、ここ町家やんか~。』と自分ひとりでうけて大笑い。相棒はすっかり呆れていた。お客様の反応はどうやったっけ

一切気にせず、すっかりマイペースな私。いつもと違う私であった
終わってみると、皆さん『漫才みたいで楽しかった。』『貴女の声で、テネシーワルツが聴きたいわぁ~。』などなど、和気藹々と話しかけてきてくれはった

そしてとうとう、ブログでのコメントのみのお付き合いであった『池ちゃん』が、お片づけしている私に名乗りを上げてきてくれたのだ

あまりにイメージと違い驚いた私は、長いこと池ちゃんの手を握ったまま離さなかったっけ。予想外に若い

『池ちゃん』であった。ああ、私より若いなんて…。てか、勝手に年上のように思ってた私が悪いんやね

すんまへん、池ちゃん。また聴きに来てね
