「緑の館絵画を楽しむ会」はこちらです。
どうぞご覧下さい
(米国の老人介護施設を視察)
特別老人ホーム萩の風の田中伸弥施設長が入所者のために喜んで頂ける絵画を選んで借りていかれました。
田中施設長は仙台敬老奉仕会の賛助会員として自ら入会してボランティアを育成しようと努力をされています。
明るく楽しく入所者さんが安心して生活できる施設を目ざしているとのことです。
米国の介護施設の視察に参加され熱心に聴かれていた姿はとても印象的でした。
緑の館絵画を楽しむ会の理念はホームページを立ち上げる前から口頭で説明をしておりすでに会員になって頂いておりました。
緑の館絵画を楽しむ会の会員は絵画鑑賞が好きな人です。
絵画を鑑賞するには気軽に鑑賞し合える場所が必要なのです。
絵画ボランティア活動の広がりによって絵画を楽しむ人が増えることを願っています。
絵画を描いたり絵画鑑賞することは孤独で閉鎖的に成りがちです。
絵画を数多く描いても徐々に関心を失い押入れに入れてしまったまま忘れてしまうことになります。
描いたり鑑賞するのを止めてしまったら徐々に興味を失ってしまいます。
絵画を楽しむ機会から遠ざかってしまうのは残念です。
ロサンゼルスのポールゲテイ美術館ではモネ、ルノワール、ゴッホ等の名画の前で子供達が無心になって写生していました。
私は写生している子供の絵を後ろから見ていました。
私は名画を正確に模写している子供の絵に釘ずけになってしまいました。
ゴッホもミレーの絵画を模写して学んだと聴いています。
音楽も絵画も彫刻も見て学ぶ点では同じです。
全ては「見ることから、聴くことから、触れることから」始まります。
介護施設の入所者さんも絵画を見ることにより子供の頃の記憶と重ねられ昔のことを思い浮かばれると思います。
私の父は生まれ育った相馬の地で毎日、決まったルートを散歩していました。
今も夢枕でその頃に描いた風景画の中に父親が見え隠れするから不思議です。
過去も現在も未来も絵画に描いた世界は一瞬の出来事なのかもしれません。
その一瞬の世界を楽しんでいきたいと思います。