石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

温暖化対策

2009-12-20 13:03:50 | 日記
 核ミサイルを持ち、宇宙ロケットを打ち上げている中国が・・・来年には、日本を抜いて世界第二位の経済大国になるかもしれない中国が・・・事、地球温暖化対策の問題になると、途上国顔をして、責任を免れようとする。

 しかし、先進諸国は、中国の市場欲しさに、中国の我儘を強く批難出来ないのだ。

 いや、全く、情け無い状況だ。


   『 何故か知ら 名前忘れる ポインセチア クリスマスには 必要なのに 』

   『 失念の 運命なりや ポインセチア 』                         石    兎

危ない瞬間

2009-12-19 01:20:16 | 日記
 人生には、危ない瞬間が何度かある・・・・
 
 三才の時、家の近所の池に落ちた時。二十五歳の時、乗っていた車(友人が運転していた)が、国道で接触事故を起こして、歩道に乗り上げてジャンプした時。
 そして、あの時も、実に危ない瞬間であった。

 中三の冬、私達は、学校を抜け出して、ある地区の入り口に居たのだが・・・そこで、私達は、酔っ払いの青年(二十代前半)と遭遇した。何が原因で有ったかは、忘れてしまったが、その青年と私達(仲間五人)は、口喧嘩にになった。揚句、私達が、青年に詰め寄ると、彼はジャンパーのポケットから折り畳み式のナイフを取り出した。しかし、私達は、何れも喧嘩好きの度胸自慢の十五才であったので、怯まず尚も迫ったら、青年は、折り畳み式ナイフの刃を出した。流石に私は、動きを止めた。青年は、緩後退りながら、私達から離れて行った。そして、青年が、身を翻して走り出した時、私達は、跡を追わずに、爆笑した。

 いや、全く、今あの時の事を思い出すと、あれは、実に危ない瞬間であったのだと、思わずにはいられない・・・何しろ、あの時の酔っ払いの青年が持っていた折り畳み式ナイフは、柄のしっかりした実用(喧嘩、いや殺傷か・・・)に耐えるナイフで有ったのだ。

 度胸と無謀が同居する瞬間、限り無く危険に近付く・・・


   『 北風の 来襲有り 身が締まる 』

   『 思い出の 聖夜乱痴気 騒ぎ哉 』       石   兎

若き日・・・

2009-12-17 17:32:17 | 日記
 知人の霊能力者(ユタ)の見立てによれば、私は、九十代まで生きるそうだ。(へへへ・・・)
 しかし、それは、私にとっては余り嬉しい見立てではない。只今の私の正直な気持ちを言えば、「生き過ぎたり、五十数年」なのだ。
 昔(三十代の頃)友人と、喫茶店で話をしていて、「このまま、何もなせずに死んだら、無念が残って、幽霊になりそうだよ」と大志を抱いているような事を言って、友人をどん引きさせた。
 全く、あの頃を思うと、元気があったと思うが、恥ずかしい。


  『 若き時 聖夜の街の 道行きを  憧れた野梨子 もうすぐ聖夜 』

  『 今年又 聖夜が来れば 思い出す  果たせなかった 聖夜の道行き 』    石   兎

筑紫哲也氏・・・

2009-12-11 22:54:57 | 日記
 此の頃、テレビのニュース番組を見ていると、つくづく筑紫哲也(ニュースキャスター)氏の逝去が惜しまれる。
 
 イラク戦争の時には、米国を支持した小泉元総理を米国追随だと、批難したニュースキャスター達が、事、沖縄の普天間基地移転問題になると、辺野古への移設を決断しない鳩山総理を優柔不断だと、攻め立てている。
 いや、全く、沖縄県民の新しい基地は要らないという意志を無視して、米国の言う通りにしろと、鳩山総理に決断を暗に迫るニュースキャスター達こそ、米国追随派で有り、米国絶対視派だ。

 敗戦国の国民として、本土より永きに米国の統治に甘んじて来た沖縄県民は、本土並みと言う御旗の元に祖国復帰をしたのではなかったのか・・・・基地って無くなって行くのではなかったのか。
 気が付けば、本土並みとは名ばかりで、米軍基地の75%は県内に有り、今又、新たな基地が建設されようとしている。

 今、筑紫哲也氏が、生きておられたら、沖縄の立場を理解して、弁護擁護して呉れたはずだ・・・返す返すも、筑紫哲也氏の逝去が惜しまれる。


 『 惜しまれる 人こそ人の 華なれば  去りにし後の 残り香清し 』

 『 過ぎた日の 君の面影 寒の菊 』                      石    兎

基地移転&タイムリミット

2009-12-10 00:41:12 | 日記
 某民放テレビのジャーナリスト出身のコメンテーターが、沖縄県民の気持ちは良く解るが・・・ここは宜野湾市民の安全が第一の優先課題だから、矢張り、現実的対応をして、鳩山総理は、速やかに普天間基地の辺野古移転を決断すべきだと発言した。
 直様、沖縄県選出の国民新党の政調会長で有る下地衆議院議員に、それは、為にする論法だと反論された。
 それは、確かにそうだ。鳩山総理が、辺野古への移転を決断しても、普天間の基地が直ぐに移れる訳ではない。総理の決断によって、これから辺野古に基地を建設しなければならないのだ。
 某ジャーナリスト出身のコメンテーターの主張には、まやかしが有る。
 下地議員が、主張していたように、危険な普天間基地を今直ぐに移転させる事が可能なのは、他府県の既存の廃港寸前の空港しか無いのではなかろうか。

 もう、沖縄県民は、他府県人の為にする議論は、聞き飽きた・・・他府県人も、日米安保の義務を果たせ。


   『 天晴れな 若武者見たり 漱石忌 』

   『 為にする 議論聞き飽き 十二月 』        石   兎