石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

悪夢・・・

2012-09-10 15:28:53 | 日記

悪夢を見た。

 私が夢の中で、昔の村の頃の道歩いていたら、倒れ伏している昔の髪型をした老婆らしき黒絣の着物を着た人間を見付けた。 

 (あれ、まさか・・・)と私は、近付いて声を掛けた。「もしもし、如何したのですか」すると、もぞもぞと倒れ伏していた老婆らしき人間が動いた。

 (ああ、生きている)「如何したんですか」と声を励まして言った。ごろりと、行き成り仰向けに成って、老婆がにたりと笑った。「わっ」と私は声を上げて、坂を駆け下った。

 と、坂の途中で、私は、先程の老婆とよく似た人間が倒れ伏しているのを又も発見した。私は、もう恐怖の虜となって夢中で坂を転げそうになりながら、駆け抜けた。

 まさかとは思うのだが、昔々のU市の村々には、姨捨の風習があたのであろうか、な。私のただの意味の無い悪夢だろう・・・・

 

    『  友情  恋愛もなく  只出会い    別れって行った  人々偲ぶ   』       石   兎  


外交・・・

2012-09-06 11:05:31 | 日記

 二十世紀前半に、ドイツと日本が遅れて来た帝国主義(他国の領土を武力で取る事)を遣って、大戦争を引き起こし、結果オーバーに言えば世界中に惨劇をもたらした訳だが。

 第二次世界大戦の、ドイツと日本の敗北で帝国主義の時代は、終わったはずであった。

 しかし、まさか、こうも早々と二十一世紀前半の今日に、帝国主義の国家が白昼夢の様に出現する事を、誰が想像出来たで有ろうか。日本は、中国の南シナ海・東シナ海での領土領海への野心丸出しにした帝国主義的活動を世界中に知らしめるべきだ。

 私は、小天体糸川の探査に成功した「はやぶさ」の事を思うと、尖閣諸島問題で衝突している中国と対等に渡り合えるような気が気がしている。

「はやぶさ」の技術を応用すれば、日本は直ぐに大陸の何処でもピンポイントで攻撃できる長距離ミサイルを作る事が出来る。

 勿論、私は、中国との戦争を望んでいる訳ではない。しかし、強い外交の担保は、相手国に恐怖感を与える事が出来る軍事力なのだ。それが、外交の現実だ・・・・・

 我が家の呑気者達は、それでは「米ロの軍拡時代」再来だと言う。しかし、しかしだよ、この現実をどう見るって事だ。言うじゃないか、『苛めた奴は忘れても、苛められた者は忘れないって』日本は、軍国主義の時代があったんだ。いくら今に生きる私達が、「爺婆の時代のことなんてもう時の彼方だ」なんて言っても、「戦後大金をつぎ込んでアヤッマテ来たはず」なんて言っても、忘れてくれるものか。

 私達は、忘れてはいけないんだ。そんな国に囲まれて生きていくて事を。物事をわっかて優しい外交をする為には、強力で無慈悲な力のバックアップが必要なんだって事。(使うためじゃなくてもね・・・)

 

     『  旧盆  終わった夜に  訪れる    夏は終わりと  思う寂しさよ   』

     『  風変わる  事に気が付く  九月夕   』                          石     兎