約7か月のがん治療のための病欠後、今日から職場復帰しました。
俗に「ハンブルク・モデル(Hamburger Modell)」と呼ばれ、正式名称「段階的復職(Stufenweise Wiedereingliederung)」という制度がドイツにはあります。この制度を利用して、私はひとまず1日4時間労働で復帰しました。2週間後には1日6時間に増やし、さらに2週間後の4月2日からフルタイム復帰の予定です。
フルタイム復帰するまでは、形式的には病気扱いとなり、給料は支払われず、健康保険組合から傷病手当が支払われます。雇用主はこの場合、被雇用者の職業的リハビリをサポートするだけになります。
段階的復職は多くの場合6週間で、労働時間ももう少しゆっくり増加させるものなのですが、私は比較的元気ですので、早く給料をもらいたいと思って、4週間に短縮しました。
直接フルタイムでの復職も理論的には可能でしたが、7か月近く休職していたので、いきなりフルタイム復帰はちょっと自信がなくて。。。。というわけで4週間という妥協案となった次第です。
今日は会社のLANに接続して必要なアップデートを行い、上司と業務について話し、後は社員総会に参加してきました。これだけで4時間を超えてしまったので明日は在宅勤務で2時間くらい働くつもりです。
何がしんどいって、やはり通勤そのものが一番しんどいですね。しばらく車の運転してませんでしたし、渋滞していると神経が疲れます。
そういう意味で、段階的復職ばかりか在宅勤務が可能な労働環境はありがたいものです。