徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

ドイツ情報、ヨーロッパ旅行記、書評、その他「心にうつりゆくよしなし事」

段階的復職~ハンブルク・モデル(がん闘病記24)

2018年03月05日 | 健康

約7か月のがん治療のための病欠後、今日から職場復帰しました。

俗に「ハンブルク・モデル(Hamburger Modell)」と呼ばれ、正式名称「段階的復職(Stufenweise Wiedereingliederung)」という制度がドイツにはあります。この制度を利用して、私はひとまず1日4時間労働で復帰しました。2週間後には1日6時間に増やし、さらに2週間後の4月2日からフルタイム復帰の予定です。

フルタイム復帰するまでは、形式的には病気扱いとなり、給料は支払われず、健康保険組合から傷病手当が支払われます。雇用主はこの場合、被雇用者の職業的リハビリをサポートするだけになります。

段階的復職は多くの場合6週間で、労働時間ももう少しゆっくり増加させるものなのですが、私は比較的元気ですので、早く給料をもらいたいと思って、4週間に短縮しました。

直接フルタイムでの復職も理論的には可能でしたが、7か月近く休職していたので、いきなりフルタイム復帰はちょっと自信がなくて。。。。というわけで4週間という妥協案となった次第です。

今日は会社のLANに接続して必要なアップデートを行い、上司と業務について話し、後は社員総会に参加してきました。これだけで4時間を超えてしまったので明日は在宅勤務で2時間くらい働くつもりです。

何がしんどいって、やはり通勤そのものが一番しんどいですね。しばらく車の運転してませんでしたし、渋滞していると神経が疲れます。

そういう意味で、段階的復職ばかりか在宅勤務が可能な労働環境はありがたいものです。

がん闘病記25


唐突ながん宣告~ドイツの病院体験・がん患者のための社会保障(がん闘病記1)

化学療法の準備~ドイツの健康保険はかつら代も出す(がん闘病記2)

化学療法スタート(がん闘病記3)

抗がん剤の副作用(がん闘病記4)

え、緑茶は膀胱がんのもと?(がん闘病記5)

ドイツ:傷病手当と会社からの補助金(がん闘病記6)

抗がん剤投与2回目(がん闘病記7)

抗がん剤投与3回目(がん闘病記8)

医者が満足する患者?(がん闘病記9)

マリア・トレーベンの抗がんハーブレシピ(がん闘病記10)

抗がん剤投与4回目(がん闘病記11)

化学療法の後は放射線治療?!(がん闘病記12)

抗がん剤投与5回目(がん闘病記13)&健康ジュースいろいろ

抗がん剤のお値段とがん代替治療の死亡率(がん闘病記14)

抗がん剤投与6回目&障碍者認定(がん闘病記15)

化学療法終了…その後は(がん闘病記16)

放射線腫瘍医との面談(がん闘病記17)

放射線治療の準備(がん闘病記18)

放射線照射第一回(がん闘病記19)

放射線治療の経過(がん闘病記20)

放射線治療半分終了~副作用キター!(がん闘病記21)

直線加速器メンテナンスのため別病院で放射線照射(がん闘病記22)

放射線治療終了(がん闘病記23)

書評:Kelly A. Turner著、『9 Wege in ein krebsfreies Leben(がんが自然に治る生き方)』(Irisiana)