『アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実』は『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』のように世界的に有名な推理小説を基にした完成度の高いパロディ小説で、ひょっとすると原作よりも面白いかもしれません。
昭和4年の日本を舞台に江戸川乱歩作の『黄金仮面』の謎と矛盾をすべて解明するばかりではなく、さらに意外な展開があります。カリオストロ伯爵夫人にかつて生まれたばかりの息子を奪われたルパンが、「ルパンの息子なのでは」と噂される明智小五郎の真偽を確かめるためと、意図せず黄金仮面をかぶって出会ってしまった大鳥不二子に会いに日本へ旅立ちます。55歳の最後の(?)冒険なのかどうかは知りませんが、若い頃のように機敏には動けないということを認めざるを得ないような失態を何度か晒してしまってます。
それでもめげずにダンディに立ち直るところがいいですね。
『黄金仮面』は読んだことがないのですが、この作品を読んで興味が湧きました。
『アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実』をAmazonで購入する。またはHontoで購入する。
歴史小説
書評:松岡圭祐著、『黄砂の籠城 上・下』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『八月十五日に吹く風』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『生きている理由』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『ヒトラーの試写室』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『黄砂の進撃』(講談社文庫)
推理小説
水鏡推理シリーズ
書評:松岡圭祐著、『水鏡推理』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『水鏡推理2 インパクトファクター』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『水鏡推理3 パレイドリア・フェイス』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『水鏡推理4 アノマリー』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『水鏡推理5 ニュークリアフュージョン』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『水鏡推理 6 クロノスタシス』(講談社文庫)
探偵の鑑定シリーズ
書評:松岡圭祐著、『探偵の鑑定I』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『探偵の鑑定II』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『探偵の探偵IV』(講談社文庫)
高校事変シリーズ
書評:松岡圭祐著、『高校事変』1&2(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変Ⅲ』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変』IV+V(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変 VI』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変 VII』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変 VIII』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変 IX』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変 X』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変 XI』(角川文庫)
千里眼シリーズ
書評:松岡圭祐著、『千里眼完全版クラシックシリーズ』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼の復活』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼 The Start』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼 ファントム・クォーター』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼の水晶体』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『ミッドタウンタワーの迷宮』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼の教室』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼 堕天使のメモリー』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼 美由紀の正体 上・下』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼 シンガポール・フライヤー 上・下』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼 優しい悪魔 上・下』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼 キネシクス・アイ 上・下』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『千里眼 ノン=クオリアの終焉』(角川文庫)
万能鑑定士Qシリーズ
書評:松岡圭祐著、『万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの≪叫び≫』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『万能鑑定士Qの事件簿 0』
特等添乗員αの難事件シリーズ
書評:松岡圭祐著、『特等添乗員αの難事件 VI』(角川文庫)
グアムの探偵シリーズ
書評:松岡圭祐著、『グアムの探偵』1~3巻(角川文庫)
その他