ウィルキー・コリンズという作家は今まで知らなかったのですが、この『人を呪わば』は江戸川乱歩による「世界推理短編傑作集」1の2番目に収録されています。
舞台は19世紀のロンドンで、捜査課シークストン主席警部と同パルマ―部長刑事、そしてとあるいきさつからひとまず捜査課預かりとなった人物シャーピン氏の間でやり取りされる書簡によって、とある商店主の盗難事件を追います。
シャーピン氏の無能ぶりとそれに見合わぬ自信過剰なところが皮肉に面白いです。
オチはそれほど意外ではないのですが、皮肉なスパイスが効いている結末です。
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