徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

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書評:アーサー・モリスン著、『レントン館盗難事件』(世界推理短編傑作集1、創元推理文庫)

2020年02月09日 | 書評ー小説:作者ハ・マ行

江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集1』の4番目の作品としてアーサー・コナン・ドイル著の『赤毛組合(The Red-Headed League)』が収録されていましたが、これは原文で読んだので飛ばして、5番目の収録作品アーサー・モリスンの『レントン館盗難事件』を読みました。
ジェイムス・ノリス卿の館で1年弱の間に3件も盗難事件が起こったので、秘書のロイドが探偵のマーチン・ヒューイットに事件解決を依頼します。
3件の盗難事件にはマッチの燃えカスが残されていたという共通点があり、それをヒントに現場検証と聞き込みで一見不可能に見えるトリックを解き明かすことになります。
短編なのでちょっとあっけない感じもしますが、ソコソコ意外性とユーモアがあっていいですね。

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