今日のお題はこれ、早春の花福寿草です。
春の訪れを告げる花という感じですね。
山梨にきてはじめて見た野生のフクジュソウです。
さてその中で山梨にあるのは標題のフクジュソウとミチノクフクジュソウの2つです。
ともに山梨県絶滅危惧IB類ですが、ミチノクのみ環境省準絶滅危惧種です。
昨年までに他のいくつかの生息地でフクジュソウを見たのできちんと見分けられるようにしようと思います。
ただ残念ながら持っている図鑑類はどれも古くミチノクフクジュソウは掲載されていませんでした。
そこでネット上の情報を集めて整理しました。
一番多かったのは、
◯萼片の長さがは花びらと同じくらいのものがフクジュソウで、短いものがミチノクというものです。
他には
◯茎が中空がミチノクで中空でないとフクジュソウ
◯咲き始めはミチノクが遅い
△花数、分枝のしやすさ サイトに寄って一番意見が違う部分だったので△としました。
山梨ではレッドデータブックみると北部地方にミチノク、南部のほうにフクジュソウが主に生息して
いるようです。長野県は逆で北のほうにフクジュソウ、南にミチノクなんだそうです。地域での区別も難しそうです。
まずミチノクで山梨で一番有名と思われる山梨市の標高600mのお家ではこのブログ見る限り、早い年は1月から咲い
ています。もっと早い年もあったようです。最初の写真もここで撮ったものです。
フクジュソウがほぼ同じ標高で咲く西桂町の「とうざんの里」では、昨年コロナで中止になりましたが、
一般公開時期を2/9〜19とされていました。同時期です。
また一昨年知人に教えていただいてミチノクを見に出かけたのは4月の終わりでした。咲きはじめは4月はじめだったそうです。他のミチノクの開花も3月末頃が多く、逆にフクジュソウは2月開花が多いです。山梨市のミチノクを唯一の例外とすればミチノクがかなり開花が遅いというのは当てはまっています。実際同じ山で二ヶ所自生地があり、同じ日に見に行ったら片方はすべて花が終わっていて片方は満開だったことがありました。花が終わっていたほうはフクジュソウだったのではと考え、今年2月に確認するつもりです。
これはフクジュソウの自生地でとったものです。
区別ポイントで萼片は花弁と同じくらいとされてますがさほど長くはありません。最初の写真と比べてもあまり差がありません。なので萼片もそれほど顕著に違うわけではなく見分けポイントとすると苦労しそうです。
山梨県のRDBでは茎の中実な点が区別のポイントとのみ書かれていました。花が咲いているときはかわいそうですが葉が枯れかけているときに確認してみようと思います。一番確実な見分けポイントになりそうです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
早春の花が咲き始めました。いろいろ確かめに行きたいと思います。
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