北岳で一番有名な花はキタダケソウですね。
これだけを見るために登りに行かれてる方も多いです。
ツクモグサもそうですが、環境省絶滅危惧種に厳しいYAMAPも
掲載に関してなんの制御もできてない気がします。
有名な花はとめられないですよね。
山梨県のレッドデータブックを見ると
「キタダケ」がつく植物は9種類、いわくつきのヒメヤナギランを加えると10種類です。
日本のレッドデータ 検索システムのページでは13種類もありました。
この13種のうち環境省では
CR 3つになります。
キタダケテンダ、キタダケトリカブト、キタダケイチゴツナギ
人気のキタダケソウは入ってないです(笑)
この中で山梨県でもCRは、キタダケテンダとキタダケイチゴツナギで
キタダケトリカブトはENです。
このCR&CRは山梨で必死に守らないといけない植物なりますね。
キタダケイチゴツナギってあまり情報を聞きません。
EN 4つ
キタダケナズナ、キタダケカニツリ、キタダケヨモギ、キタダケキンポウゲ
またまたキタダケソウは入ってないです^^;
この中で山梨県では、
CR キタダケナズナ、キタダケキンポウゲ
EN キタダケカニツリ、キタダケヨモギ
になっています。
VU 2つ
キタダケソウ、キタダケトラノオ
やっとキタダケソウでてきました。
それ以外は、
ヤマキタダケ(ヒメスズタケ)、キタダケリンドウ、キタダケオドリコソウ、
そして例のヒメヤナギランです。
これを踏まえて環境省の保護柵が北岳には3つあります。
最近見た感じでは、
◯キタダケソウを守っているもの
◯草すべりの植物を守っているもの
◯右俣ルートの植物を守っているもの。
でした。
でも最後の右俣ルートの植物を守っている柵内には食害がいっぱいで
鹿が食べない植物がほとんどなっていました。いつからこうなっていたんでしょうか?
気になります。
上記の希少でも実際に歩いてみると意外にみかける植物もあります。
一番気になる山梨県の保護対策は、
希少野生動植物種のうち、知事が特に保護を図る必要があると認めて、生きた個体の捕獲、採取、殺傷又は損傷を禁止する種を
「指定希少野生動植物種」としています。
と定めていますが、
キタダケの名前で指定されているのは、
◯キタダケソウ
◯キタダケキンポウゲ
◯キタダケトリカブト
だけなんです。
環境省のレッドデータブックと希少性の認識が違うのでしょうか?
そうだとしたら保護できずになくなってしまいそうで心配です。
山梨の「指定希少野生動植物種」は昨年も更新され新たな植物が追加されてますが、
残念ですがキタダケのCR&CRは指定されてません。
揚げ足を取るようでなんですが、保護を図る必要はないと判断されたのでしょうか。
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