「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

芸術は自分持ちか

2009年12月02日 | 日本舞踊
事業仕分けにより

伝統文化こども教室
も来年度からは危うい状態です。


芸とお金は自分持ち

とはよく言われることです。

身銭をきって芸にかけた者の凄みには、やはりかないません。

でもせめて、
こども達には機会を残しておいて欲しい。
というのが本音です。

家庭の事情など、いくら好きでも叶わないことがあるのです。


関係団体のお手盛り事業、などと批判されているようですが、

皆さん半分はボランティアで取り組んでいるはずです。
足りない部分は間違いなく持ち出しです。

要望書を提出するのはもちろんですが、
あらためて

色々なことを考えさせられました。


中途半端さ、

芸を伝えることと、それを取り巻く様々な矛盾に。

それでも、

常に前を向いて私達を先へと導いて下さる家元と、

必死で稽古する皆さんの姿に、

こんな時代でも踊りを始めたいとおっしゃって下さる方の存在に

私は救われます。


なんとかしなければ、

そんな気持ちだけが先走る今日この頃です。