「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

神さまを信じますか

2009年12月16日 | 日本舞踊
師走です。

京都ではほんとに街中でお坊さんが走っているのをよく目にします。

昨日は、バス中でお坊さんが手帳を見てブツブツ呟いていました。


私はといえば、2月の舞台に向けてエンジンがかかってきました。ちょっと早すぎますね~。

2年に一度の一大イベントといっても、自分の踊りはいつも一番後まわし。師匠に申し訳ないと思いつつも、いつもこの調子です。

しかしすぐに稽古に入れるように心の準備だけはしておくつもりです。

今回挑戦するのは

一奏 おたあジュリア
の予定。

秀吉の挑戦出兵で日本に連れてこられ、キリスト教の信者となりました。その美貌から改宗して家康の側室に、という誘いを断った為に流罪となりました。彼女の最期には諸説ありますが、神津島に流されたのは有名な話です。

六年ほど前、おたあの暮らした神津島がどうしても見てみたくて、フェリーに乗って出掛けました。
小さくて静かな島でした。
からりと晴れた空が青くて、心が洗われるようでした。

私が一番よくわからないのは、

儒教的思想のアジア人が、そこまでキリスト教を信じられた訳。

当時の日本で広まっていたキリスト教は、西洋のそれとは異なっていたのだと思います。

何でもうまく取り入れてきた日本人のことです。

日本人にはやはり仏教、

と内心思っている私にとっては

なかなか難しい演目となりそうです。

歴史上に名を残した女性達というのは、
本当に賢く強い。

現代の私達は

ほんとにやわやわです。