ドラマファンの間で評判だったNHKの「夏目漱石の妻」。日露戦争や労働運動など、明治という時代の流れも織り交ぜながら、文豪と妻・鏡子の心の取っ組み合いが激しくも、いとおしさを込めて描かれました。
改めて思うのは、NHKの番組制作の層の厚さです。少し前、あるプロデューサーが公共放送の役割について「視聴率にとらわれることなく、バラエティーやドラマでも政治や社会問題をテーマにすえ、提起していく . . . 本文を読む
来年1月に籾井(もみい)勝人NHK会長の1期目が終わることを受け、各界の有識者17人が呼びかけ人となり、「籾井会長の再任に反対」「権力から独立した公共放送にふさわしい会長を」「透明な選考過程の下で推薦・公募制を採用するよう」とする要望書を31日にNHK経営委員会に提出しました。呼びかけ人の服部孝章立教大名誉教授、田島泰彦上智大教授の両世話人、醍醐聰東京大名誉教授が、賛同者87人の名簿とともに、 . . . 本文を読む
「平和主義を捨て去るのか」(北海道新聞15日付)、「戦争に道を開く転換点」(信濃毎日新聞・同)、「危険な法案は廃案にせよ」(琉球新報16日付)
安倍内閣が14日に閣議決定、15日に国会提出した戦争法案に対し、地方紙がいっせいに社説や論説で批判しています。16日付までの主要な地方紙について赤旗紙が調べたところ、少なくとも37紙が閣議決定・国会提出を取り上げ、うち35紙が戦争法案に警鐘を鳴らし徹 . . . 本文を読む
過激組織「イスラム国」の日本人人質事件への安倍政権の対応を冷静に検証しようとの声が高まるなか、「産経」が言論機関としては異様な報道をしています。
同紙4日付は「『イスラム国寄り』?発言 野党・元官僚続々」と見出しを立て、安倍政権の対応について疑問や批判の目を向け、検証の必要性を指摘した論者を名指しで攻撃する記事を掲載しました。
首相の答弁引用
なかでも同記事が目くじらを立てたのは、安倍 . . . 本文を読む
「(日本共産党が躍進した理由の一つは)政府の方針に対する信頼できるブレーキという新しい役割への期待です」。総選挙での日本共産党の躍進についてこう述べているのは、米外交問題評議会上級研究員のシエラ・スミス氏(東洋経済オンライン、17日)。
同氏は、政界のなかでの日本共産党の役割では次のような分析を示しています。
「多くの日本人が、民主党をはじめとする野党が、強力な存在となった自民党と対抗でき . . . 本文を読む
日本共産党の志位和夫委員長は8日、日本外国特派員協会で記者会見し、激戦が続く総選挙(14日投票)について「安倍政権の暴走と正面から対決し、日本の政治の転換を目指す立場でたたかっています。選挙後半戦に入りましたが、国民の新たな関心、期待が広がりつつあることを感じます。躍進の可能性が生まれていると考えています。残る6日の奮闘で現実のものにしたい」と語りました。
特派員からの質問は、他 . . . 本文を読む
自民党が在京TV局に要請
自民党が在京各テレビ局に、選挙報道の内容について細かく要請する文書を出していたことがわかり、メディアやその関係者から懸念や批判の声が上がっています。
文書は総裁特別補佐の萩生田光一筆頭副幹事長と福井照同党報道局長の連名で20日に出されました。表題は「選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い」。具体的には「テーマについて特定の立場から特定政党 . . . 本文を読む
「赤旗」は解散・総選挙をめぐるNHK報道の問題点を指摘してきました(19日付、21日付)。解散の21日はどうか。特に午後1時台は、時間的にも内容でも「政権与党偏重」が際立ったものでした。
演説を2度放送
解散後、国会内からの生中継は民主・枝野幹事長のインタビューから始まりました。その直後、「さきほどから始まった自民党両院決起集会のもようをお伝えします」として、安倍首相の演説を3分間全部紹介 . . . 本文を読む
NHKの役割を理解していない籾井(もみい)勝人会長に対し、退職者1500人以上が罷免を求めています(8月21日に記者会見)。特に問われたのが政権との関係。会見では、公共放送を政府の宣伝機関とみなすかのような会長発言に怒りが噴出しました。NHKでアナウンサーと記者を務めた2人に聞きました。
職責理解しない発言
元社会部記者・盛岡放送局長 大治 浩之輔さん
(写真) おおは . . . 本文を読む
秋田県では、JA全農秋田の、あきたこまち1等60キロあたりの概算金(仮払金)が、昨年の1万1500円から3千円引き下げられて8500円となったことを受けて、県内の単位農協による概算金上積みや、自治体の補助・融資制度が広がっています。 東成瀬村では米価暴落を予想して、当初予算で「コメ対策激減緩和補助金」制度を設けました。同制度ではJA概算金の5年間の平均額と、14年産米概算金の差額の . . . 本文を読む