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月内判断見送りへ ― 南スーダン自衛隊 新任務付与

2016-10-13 | 安保法制=戦争法を廃止にするまで

 政府は12日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊の部隊に対する「駆け付け警護」などの新任務付与について、派兵期限を迎える月末までの判断を見送る方向で調整に入りました。政府は当初、11月に派兵される第11次隊(第9師団第5普通科連隊=青森駐屯地)の交代時期に合わせ、月内に期間の延長と新任務付与を判断する考えでした。

 しかし、現地では武力衝突が相次いでおり、8日にも首都ジュバと南部イェイを結ぶ幹線道路で民間人を乗せた車両が襲撃され、少なくとも21人が死亡。自衛隊が駐留するジュバは落ち着いているとの政府の認識が成り立たなくなりました。このため派兵期間の延長を決めるにとどめ、新任務付与については来月以降に改めて判断する見通しです。

 新任務付与をめぐっては、稲田朋美防衛相がジュバを訪れ、現地の活動状況や治安情勢を確認したほか、23日午後には実動訓練を行っている部隊を視察する予定です。

 

「永田町よりは危険」南スーダン 首相ごまかし
                  ― 日本共産党の高橋千鶴子議員追及

 日本共産党の高橋千鶴子議員は12日の衆院予算委員会で、稲田朋美防衛相が戦争法=安保法制にもとづき自衛隊に付与される新任務で「リスクが高まるということではない」(11日、参予算委)との認識を示していることを取り上げ、駆け付け警護など危険を伴う新任務の付与を批判し、南スーダンからの自衛隊撤退を求めました。

 高橋氏は、2016年版「防衛白書」がコラムで「新たな任務に伴う新たなリスクが生じる可能性はあります」と記述していると指摘。「新たなリスクの可能性を認めるべきだ」と迫りました。

 

 安倍晋三首相は「南スーダンは永田町と比べればはるかに危険だ」とごまかし、「任務が増えるからといって、その分だけリスクも増えるわけではない。自衛隊員が実際に負うリスクは1足す1足す1は3といった足し算で考えられるようなものではない」と強弁しました。

 

 高橋氏は「そんな問題ではない。白書に書いてあるのに認めないのか」と批判。南スーダンに派遣される予定の陸自第9師団第5連隊(青森市)に所属する自衛隊員の家族が「あんな苦しい戦争の思いを孫たちにさせたくない」などと悲痛な声をあげていることを紹介し、「家族にちゃんと説明ができるか。国民や国会に、十分な説明がないまま、新しい任務を付与することは絶対に許せない。現在の部隊を撤退させよ」と主張しました。

 


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