JRへの要請内容と回答要旨
7月11(水)、南区の「住みよいまちづくり連絡会」と「南区西・住み良い町をつくろう会」は、この問題で精力的に奮闘されている守谷千津子市会議員と、塩川衆議院議員や村岡県議も加わっていただき、また川口の南浦和駅利用者・および川口市会議員も同行し11名で、JR東日本大宮支社を訪ね、改めて、早急にエレベーターの設置を要請しました。
以下、要望内容とJR東日本側の回答要旨です
JR南浦和駅のエレベーター設置等環境整備について(要望)
時下ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。
さて、JR南浦和駅のエレベーター設置等環境整備について、かねてより数次にわたり貴支社に対して要請を行っているところですが依然として事態の進展がみられません。
しかし、駅利用者および周辺住民のエレベーター設置等環境整備を求める声はますます強くなってきています。
私たちは今般改めて、さいたま市長あての「JR南浦和駅へのエレベーター早期設置等要請書」署名運動に取り組んでいます。またすでにご案内の通り、本年6月のさいたま市議会本会議では、市として積極的に取り組むとの市長答弁もありました。
つきましては、貴支社におかれても、公共交通事業者としての責務を踏まえ、早急にエレベーター設置等バリアフリー化を進めていただくよう下記の通り要望いたします。
記
1 改札内エレベーター設置の進捗状況について明らかにしてください。
(回答)〇現在設計に着手している。EV設置台数は各プラットホームに一基。「なりたく早く(工事を)したいんです」〇進捗状況については都度、市に連絡 〇営業しながら工事をするには、路線が8本、地盤が脆弱、利用者が10万人と多いなどクリアすべき課題が多い 〇工事ヤード(資材置き場、プレハブなど)の場所探しに苦慮 〇工事個所の囲い込みにも苦慮(小さな面積で工期も短く)
2 改札外エレベーターの設置を早急に進めてください。
(回答)〇前回の塩川交渉(10.10)では「建て替えたほうが良い」と答えたが、その後の3.11などを踏まえ、「バリアフリーを優先し駅舎の部分改修」に変更した 〇「EV整備は改札内は鉄道事業者、改札外はさいたま市が主体的に」(いわゆる埼玉方式)に基づき、さいたま市から計画の提示があれば協力する。どこにどうつけるのか、市から具体的な提案が欲しい 〇駅舎全体はしっかりメンテしているので使用には耐えうると考えている 〇改札外EV設置にかかわる建築関係法令の適否判断は市の建築行政による(適否はJRでなく市が判断)
3 東日本大震災における教訓を踏まえ、駅の東西への往来が24時間可能な自由通路が求められています。今後の対策について明らかにしてください。
(回答)〇設備点検については県や市の危機管理部署と協議中
4 既存トイレの改修も含めて改札内・外にバリアフリーのトイレを設置してください。
(回答)〇「多機能トイレ(JR)」「みんなのトイレ(市)」が基本的な考え方。しかし現段階で整備の予定はない
5 駅利用者の利便性向上をはかるため駅の北方面(浦和駅寄り)に新たに改札口を設置してください。
(回答)〇JRとして現在のところ計画はない
6 傷みが目立つ駅広場を早急に改修してください。
(回答)〇駅広場は都市計画に基づくものであり、市とJRが一体となって管理するもの。市に要望をあげてもらえば、両社で協議する