核兵器禁止条約への参加を各国政府に迫る世界同時行動「平和の波」(20日~26日)が、世界各地で計画されています。条約参加の署名が国連本部で20日から始まるのに合わせ、原水爆禁止世界大会実行委員会がよびかけているものです。
韓国では、さまざまな市民グループが北朝鮮の核問題と結び付けて、記者会見、集会、パフォーマンスなどを計画しています。
イタリアでは、「イタリアよ、考えを変えて禁止条約プロセスに加われ」キャンペーンが行動。500の都市が加盟するイタリア平和首長会議から条約への署名を求める書簡を政府に送付します。
フランスでは、フランス平和運動が「今、行動の時」と題して、フランス全土40を超える都市で平和行進、討論会、集会を組織しています。
デンマークでは、21日、二つの平和組織がコペンハーゲンの運河を、核兵器廃絶を求める横断幕をつけた遊覧船で回りアピールします。
アメリカでは、マサチューセッツ州ボストンで24日、同州ピースアクションがデモ行進を計画。メリーランド州フレデリックでは24日、地域の聖職者団体などが平和の波集会を計画しています。
ニュージーランドでは、フレンズ協会が20日から26日の夕方、「核兵器禁止を支持しよう」のポスターを掲げキャンドルライト行動。
行動の起点となる日本では、中央行動として、20日正午から、東京新宿駅西口で開始行動。午後1時半から、首相官邸前で首都圏の被爆者と「日本政府は条約はいれ」のプラカードでアピールする「おりづるアクション」が計画されているほか、47都道府県すべてで312の行動が計画されています。(15日午後3時現在)
広島市では、20日午前11時45分から原爆ドーム前、午後5時から市内金座街で署名行動を行い、6時から平和公園までパレードを実施します。
長崎市でも20日午前11時から、平和祈念像前で長崎市民の会が集会や核兵器禁止条約の群読、署名を行います。