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医療費助成 子育てしやすいまちへ 「堺はひとつ」「都」構想反対 堺市長選(10日告示24日投票) 竹山氏が公約発表

2017-09-02 | 各地の選挙戦

堺市長選(10日告示、24日投票)に立候補する竹山修身市長が1日、記者会見し、「大阪都」構想の反対、2人目以降の子どもの保育料無償化などを盛り込んだマニフェスト(公約)を発表しました。


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(写真)マニフェストを発表する竹山市長=1日、堺市

 キャッチフレーズは「堺はひとつ! 大きく動く! 笑顔日本一!」。前回の市長選と同様に「堺はひとつ」を掲げた理由について竹山氏は「都」構想への危機感を表明。「『都』構想が実現すれば堺市は廃止され、権限や財源のかなりの部分が大阪府に吸い上げられる」と主張しました。

 公約の基本姿勢として、着実に成果を上げてきた三つの挑戦「子育てのまち」「歴史文化のまち」「ものづくりのまち」の取り組みをさらに加速するとしました。

 政令市初の取り組みとして実施してきた3人目以降の子どもの保育料完全無償化を2人目以降にまで拡充、子どもの医療費助成(ワンコイン医療費)を中学3年生から高校3年生まで拡充するほか、高齢者の外出を支援する「おでかけ応援バス」の利用回数の上限を無くすとしています。

 安全で安心して暮らせるまちづくりとして、がん検診の無償化、水道料金の再値下げ、個性が輝くまちづくりでは、国内推薦が決定した百舌鳥(もず)・古市古墳群を世界文化遺産にすることなどを強調。堺を支える仕事づくりとして、中小企業の振興、商店街の活性化支援、伝統産業の振興など掲げました。

 これらの公約も、「共働き子育てしやすい街」ランキングで2年連続関西1位になるなどの実績に裏打ちされています。

竹山氏のマニフェスト(骨子)

 竹山修身堺市長が1日発表したマニフェスト「堺はひとつ! 大きく動く! 笑顔日本一!」の骨子は次のとおりです。

 ▼「自由」と「自治」は堺の原点(しるし)! 「大阪都」構想に再びNOを!

 「都」構想が実現すれば、堺市は廃止され、いくつかの特別区になります。政令市としての権限や財源のかなりの部分が大阪府に吸い上げられます。「都」構想に再びNOを突きつけます。

 ▼堺を愛するひとづくり

 2人目以降の子どもの保育料(0~5歳、幼稚園含む)を無償化

 高校3年生までのワンコイン医療費

 おでかけ応援バスの利用回数の上限を撤廃

 がん検診の無償化

 水道料金の再値下げ

 ▼個性が輝くまちづくり

 堺東駅前の再開発に着手

 大阪モノレールを延伸

 泉北高速鉄道の利便性向上

 百舌鳥(もず)・古市古墳群を世界文化遺産に

 ▼堺を支えるしごとづくり

 ものづくり中小企業と大手企業をマッチング

 商店街の活性化を支援

 府内農業生産高第1位を誇る農業の振興

 伝統産業の振興

 観光周遊の促進

 堺の魅力を発信

 

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