堺市長選は、現職の竹山おさみ候補(67)と大阪維新の会元府議、永藤英機候補(41)が激しく競り合いながら24日、投票日を迎えます。3選をめざす竹山候補を自主的支援する「住みよい堺市をつくる会」は、まだ迷っている有権者が多いことなどから、竹山市政の豊かな実績とビジョンを知らせ、維新のフェイク(うそ)宣伝を打ち破る対話が勝敗を決めると、最後の一瞬までの奮闘を呼びかけています。
つくる会
竹山候補は22日、街頭演説や個人演説会で維新が執拗(しつよう)にくり返す「野合」批判に対して「私は多くの市民、草の根の皆さんに応援していただいている。野合には当たらない」ときっぱり反論。「堺はひとつ。堺をなくすな」と党派を超えて結集した市民共同の力で政令市の権限と財源を生かし自由・自治都市堺をさらに前進させる決意を語りました。
「住みよい堺市をつくる会」は「竹山市長の実績・政策を堺のすみずみまで届け、維新の『都』構想隠しを明らかにしよう」と、宣伝や対話に奮闘。「おでかけ応援カード」の日数上限撤廃、保育料の無償化を第2子以降に拡充するなど実績と政策を訴えて対話を一気に広げようと全力をあげています。
一方、維新・永藤候補はこの日も街頭で「争点はただひとつ、停滞か成長か」と根拠のない宣伝を繰り返し、応援演説した維新代表の松井一郎大阪府知事は「野合」攻撃を強め、「既得権益のがんじがらめ」などと述べましたが、元維新市議の政務活動費不正使用や森友学園疑惑の幕引きにはふれませんでした。