栃木県知事選(20日投票)で、日本共産党の笠井亮衆院議員は12日、「みんなで県民の知事をつくる会」(みんなの会)の小林としはる候補(64)=無所属新、共産党、社民党、新社会党推薦、緑の党支持=の応援に駆けつけ、JR宇都宮駅西口で訴えました。
街頭演説には、小林知事候補、社民党県連合の宇賀神文雄幹事長、新社会党県本部の柿沼久夫委員長、緑の党グリーンズジャパン地域代表協議会委員の出井昌子さん、みんなの会の天谷静雄代表らが並びました。
笠井氏は、TPP(環太平洋連携協定)の承認案・関連法案を衆院で強行採決し、15日に自衛隊への「駆け付け警護」の任務付与を狙う安倍内閣を厳しく批判し、自民党政治と直結した県政の具体的問題にも言及しました。
宇都宮市のLRT(次世代型路面電車)事業は莫大(ばくだい)な税金の無駄遣いであると述べ、「放射性指定廃棄物処分場建設」の候補地選定問題では、東電と国の責任で解決するという「視点」が必要だと強調。いずれも県民の声を無視した行政運営だと指摘し、小林氏が掲げる基本政策「人とくらしに温かい栃木県に」でこそ県政転換できると述べ「この栃木から新しい政治をつくろう」と呼びかけました。
マイクを握った小林候補は「自民党中心の冷たい県政をチェンジするために全力を挙げます」と決意を述べました。