東京都議会の豊洲市場移転問題特別委員会が23日開かれ、都が豊洲新市場予定地(江東区)の地下水モニタリング最終(第9回)調査で環境基準の最高79倍のベンゼンなど高濃度の有害物質が広い範囲で見つかった結果を報告しました。質疑は31日午前から行います。
日本共産党の、そねはじめ都議は、
▽地下水モニタリング第1~3回調査の採水を受注した日水コンとの契約・仕様書▽検査機関の決定経過と契約・仕様に関する文書
▽第4~8回調査で各大手ゼネコンに委託した起案・契約・仕様書▽採水・分析の入札経過調書、契約・仕様書
▽第9回調査の入札・契約・仕様書▽各回調査の採水状況を撮影した写真
―などの資料提出を要求。委員会の要求資料として確認しました。
委員会の前に開かれた理事会では、日本共産党の尾崎あや子都議が、参考人として
▽豊洲移転方針を決めた石原慎太郎元知事、浜渦武生元副知事、東京ガスの伊藤春野副社長(当時)
▽地下水管理システムを運用する日水コンの担当者
―などを招致するよう要求。各会派で持ち帰り協議することになりました。